広島オフ会で扱った内容の1つ ~ハイドパーク覚書~
シャレにならん内容を書きます。
実は、原爆資料館に、「ハイドバーク覚書」が公開されています。
ハイドパーク覚書とは、1944年9月に、ルーズベルトとチャーチルによる
「原爆は日本人にだけ使う」という秘密協定です。
以下がその原文の一部です。
When a “bomb” is finally available, it might perhaps, after mature consideration, be usedagainst the Japanese, who should be warned that this bombardment will be repeated until they surrender.
直訳すると、「原子爆弾が完成したら、熟考の後に、日本人が降伏するまで繰り返し使われる」ということです。
ここで問題なのは「日本が降伏するまで」ではなく
「日本人が降伏するまで」と明確に書かれていることです。
原爆は「日本人」という人種を標的にしたジェノサイドであることが
ここで明確に読み取ることができます。
たまにJapanと書くべきところを間違ってJapaneseと書いたのだ、
という論調もありますが、もしそうだとすれば、
その後に出てくる文法と合わなくなります。
(長くなるので、ここは割愛します)
話を戻します。
ハイドパーク覚書が存在するというのは、どういう事でしょう!?
和多志たち、小学校のころから、
「原爆をアメリカが投下したのは、
日本を降伏させて、戦争を終結させるため」
と教わりましたよね!?
それを教えた教師が、悪意を持っていたとは思いませんが、
そういう意図的に誤情報で日本人を洗脳した組織には
明確な悪意を感じます。
また、同時に、そういう誤情報で日本人全体を洗脳しなければいけない背景には、原爆を投下したアメリカの恐怖も見て取れます。
日本人は絶対にそんなことを考えはしませんが、
世界の常識としては、
「やられたことはやり返しても良い」
というのがあります。
そういう暗黙の了解、常識で、世界は日本を見ています。
知らないのは日本、日本人だけです。
逆の立場で考えましょう。
日本人は、いつでも連合国に、広島・長崎と同じ原爆を投下しても
世界から非難されないだけの権利を持っているのです。
これが世界の常識です。
もちろん、日本人たるもの、
すべての人が、原爆を使うことには、反対します。
日本人が世界で一番、反対するでしょう。
それは、原爆が、無垢な幼子も含めて、
問答無用に、そこにいたすべての生物を殺すからです。
こんな非人道的な兵器はありません。
戦争は、軍人対軍人でやることです。
戦争中でも、敵兵が民間人を殺した場合、
その国の国内法によって、敵兵は「通常の殺人罪」で裁かれます。
つまり、いくら敵兵であっても、戦争中であっても、
民間人に危害を加えてはいけないのです。
それが戦争です。
日本人だけが教えられていないのですが、
ハーグ陸戦条約
という戦争のルールを定めた条約があり、
その中に、↑に書いたように
戦争は軍人対軍人で戦うもの、
民間人に危害を加えてはいけないことが書かれています。
原爆で亡くなったのは、軍人さんよりも
民間人が多かったのではないですか?
原爆の性格からも、
ハイドパーク覚書という、国対国の正式文書からも
大東亜戦争時の日本が受けた原子爆弾は
明確にジェノサイドであり、戦時国際法違反です!
まず事実を知ること。
原爆を投下した側が、「日本に原爆を持たせたら、
自分たちが同じことをやられる」とおびえていること。
根底にあるこういった事実を知ることから、
次の「ではどうするか?」という議論やステップに発展しないと
何も進展しないと考えています。
今年の「広島サミット」は、どういう展開になるのでしょうか・・・