9、どの時間足を見るか?チャンスはいつ来るかわからない。
手法を構築するうえで、テクニカル分析は必須だ。
このテクニカル分析は様々なインジケーター、そしてロウソク足の時間単位を選ぶことができる。
今回は時間足についてお伝えしよう。
ドル円取引でがっつりpipsを抜き取る○○時間足チャートがこれだ
たとえばあなたが日中サラリーマンで、兼業トレーダーだとしよう。
トレードできる時間は、朝の出勤前(通勤の電車や車の中など)の午前相場か、もしくは退勤後、帰宅してからの夜時間かと思われる。そうなると、トレードできる時間はかなり限られてくる。
そこで自分が手法を設定するときに、どの時間足を設定しないといけないか?
初心者、そして相場の期待値計算ができない単に相場経験の長いトレーダーは、短期間でかせぐようにするため、おそらく5分足や1分足などを見て、スキャルピングに近いような手法を思いつくだろう。
そもそも、過去検証で見ないといけないのは、あなたがどんな状況であろうと(寝ている時、食事をしている時、通勤している時、仕事をしている時など)全ての時間足を見続けているという前提で検証したのではないだろうか?
そうすると、このように限られた時間内のみでしか相場を見ないとなると、自分がみている時間帯の相場ではチャンスは現れず、もしくは損切にばかりあう局面が多く、その他の見ていない時間帯の相場で爆益になるチャンスが偏ってしまう可能性がある。もちろん、その逆もしかりだ(この場合はラッキーであるが)。
また、限られた時間内でやると、待つことがかなり億劫になることが多々ある。これはせっかく貴重な時間を割いているのだから、絶対にこの時間内にエントリーし利食いをして毎日プラスを築いてやろう、という自分都合の考えに基づいているものだ。これは当たり前の欲求で防ぎようがなく、利益が出ず、マイナスになるとすぐに手法を変えてしまうという悪循環に陥るのは大変容易である。
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そのため、これらの状況を客観的に加味し、時間足はなるべく長い時間帯のものをみることをお勧めする。これは過去チャート検証で得た期待値計算を
全てのチャートで忠実に再現していくためである。
そう、大きく稼げるチャンスはいつ来るかわからない。
全ての時間帯を監視できないということは、ある一定の時間帯のみ(出勤前、帰宅後など)に絞るというある種運任せな選択をしているのと同じであり、そこで例え勝率、利益率が良くても安定した勝ちとは言えない。
この状況は、あなたが兼業であろうが、専業であろうが同じだ。
今回はかなり大事なパートになる、今一度マイルールの時間足を確認するとよいだろう。
なお