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音楽しか興味がなかった元バンドマンが、"未経験からフリーランスのWeb制作者"として7年目を迎えている話(後編)
どうも。群馬でウェブ制作を行なっている、Naoya(@best_day_web)です。
前回の記事、たくさんの方に読んでいただき、感謝してます!
みなさんからの反応が、とっても励みになります!ありがとうございます!
読んでいない方がいたら、前編からぜひ読んでください!
それでは後編いってみましょ〜
1.叶わぬ夢、そして第二章の幕開け
師匠の元を離れ、東京で活動していたバンドも思うようにいかず、気づけばバイトで食いつなぐ日々。そんな状況でも、がむしゃらに音楽にしがみついていました。でも、その情熱も、いつしか限界を迎えることになります。
同じ地元から一緒に上京していたバンドメンバーは、みんな地元へ帰ってしまい、「東京にいても、このままじゃ何も変わらないかも……」と考える日々が続き、22歳の春。悩みに悩んだ末、ついに東京を去る決断を下しました。
ずっと夢を追いかけてきた場所を離れるのは正直こわかったけれど、自分なりにたどり着いた答えです。前に進むためにも、ここで一度リセットが必要だと思いました。
2.Webデザインとの出会い
実家に帰り、自営業を営む家業を手伝いながら、これからの人生をどう歩んでいくべきか悩んでいた。そんな中、ふと目に留まったのが「Webデザイナー」という職業。調べてみると、自分の好きなデザインやクリエイティブな仕事ができると知り、どんどん興味が湧いてきました。
ところで、みなさんは“魔法のiらんど”というツールをご存じですか?懐かしい響きにピンときた方もいるかもしれません。僕がホームページ制作にのめり込むきっかけとなったのが、この“魔法のiらんど”でした。
中学の頃、バンド活動をしていた僕は、バンドのホームページを作るためにこのツールを使い始めたんです。
正直、最初は何をどうすればいいのか全くわからず、試行錯誤の連続でした。でも、ひとつひとつ形になっていくのが楽しくて、それがいつしか僕の原点になった気がします。
あの頃はただ「かっこいいページを作りたい」という一心でやっていましたが、今振り返ると、その経験が今の自分につながっているんだなと感じます。そんな思い出が、僕にWebデザイナーとしての道を選ばせてくれたんです。
車で40分ほどの場所に、Webデザインを学べる職業訓練校があることを知り、「これだ!」と思ってすぐに応募しました。運よく合格することができ、そこからの6ヶ月間はかなりハードな毎日でした。
朝は職業訓練校でWebデザインの勉強、夜は実家の家業を手伝う日々。車で片道40分の通学に加え、夜遅くまでの家業の手伝い……。正直、体力的にも精神的にもきつかったです。
でも、振り返ってみると、あの頃の自分は本当によく頑張ったなと思います。あの時の努力があったからこそ、今こうしてWebデザインを仕事にできている。そんなふうに思うと、あの6ヶ月間は自分の人生にとって大きな転機だったんだなと改めて感じます。
3.職業訓練卒業後
職業訓練に通いながら、並行してWebデザイナーの求人をリサーチし、早めに就職活動を始めていました。
正直、職業訓練さえ修了すれば就職できると楽観的に考えていたんです。でも、求人を詳しく調べてみると、そこには厳しい現実が待っていました。ほとんどの求人に「実務経験必須」の文字が並び、さらに地方ではWeb制作会社の数自体が少なく、選べる選択肢もほとんどない状況だったのです。
その現実に直面したとき、「いきなり正社員で働くのは無理かもしれない」と考えを切り替えました。「まずは経験を積もう」と決め、正社員での就職を一旦諦めて、アルバイトとしてWebデザイナーを目指す方向にシフトしました。
アルバイトなら、実務経験がなくても採用してくれそうな会社がいくつか見つかり、さっそく応募を始めました。正社員じゃなくてもいい、まずは現場で経験を積むことが大事だと気づけたのは、大きな転機だったと思います。
4.初めて尽くしの1年半
実務経験のない僕をアルバイトとして採用してくれたのは、実家から片道1時間かかるベンチャー企業のデザイン部でした。(そう、またしても片道1時間の通勤生活の始まりです……!)
その会社には約1年半在籍しました。採用の際には実務テストがあり、合格できるか不安でいっぱいでしたが、なんとかクリアして無事採用してもらうことができました。
ただ、この会社はいわゆるWeb制作会社ではなく、さまざまな事業を展開するベンチャー企業。その中の一環としてWebデザインやチラシ制作といった業務を担当していました。専業のWeb制作会社とは少し違いましたが、それでも初めて現場でデザイン業務に携われることに大きなやりがいを感じていました。
この頃の業務内容としては、
チラシ制作
Photoshpで画像の切り抜き(パスで線をなぞってたw)
ホームページの更新作業
ホームページの制作(Dreamweaverでやってたw)
などなど。懐かしい。。。
振り返ると、この会社での経験が僕の実務の土台を作ってくれたように思います。初めての現場、初めてのクライアント対応、初めての納期プレッシャー……たくさんの「初めて」を乗り越えながら成長できた大切な時間でした。
5.俺氏、24歳にして初めて正社員になる!
ベンチャー企業での1年半の実務経験を経て、ついに念願のWeb制作会社で正社員になることができました!
そこからの僕はWebデザイナーとして順風満帆な生活を送りました。
めでたし、めでたし。
・・・😭
とはいかず😭
2年くらいで会社が倒産しました。
現実ってほんとうまくいかないんですね。
6.そしてフリーへ
やっとの思いで就職したWebデザイン会社が倒産になり、
2018年12月開業届をだし、個人事業主としてスタートをしました。
2025年現在、フリーランスのWebデザイナーとして7年目を迎えることができました。ここまでこれたのは、決して自分一人の力だけではありません。パートナーとして信頼してくださる制作会社さま、そして僕を見つけ、制作を任せてくださる企業さまのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これまでは、とにかくがむしゃらに制作に打ち込んできました。しかし、これからはさらに一歩踏み込み、お客様のためにWebに限らず、できることは何でも挑戦していきたいと考えています。
また、Webデザイナーを目指した頃に「こんなことをやりたい!」と思っていた夢や目標も、少しずつ形にしていきたい。初心を思い出しながら、新たな挑戦を続けていきます!
まとめ
今回も長くなってしまいました。。。
自分の人生を振り返る機会って、普段なかなかないものですよね。今回noteを執筆する中で、過去の自分と向き合い、改めて思い出を整理することができました。とても良い機会になったと思います!
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具体的にまだ何も決まってなく、相談しながら作りたい
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🥁YouTubeやってます!チャンネル登録してね!
あの頃、叶えることのできなかった「音楽で食べていく」という夢。
残念ながらそれを生業にはできませんでしたが、現在もドラムは続けています。もしよろしければ、僕のYouTubeチャンネル登録をしていただけると嬉しいです!