リーダーより優秀で、組織に必要な存在 ”2番目力”
リーダー論や組織について思うことを、
ブログでこれから書いていこうと思います。
今回のテーマは、「リーダーサポート」です。
自分は「2番目力」という言葉をよく使っています。
組織を作っていく上で、
“リーダーよりも優秀で、組織に必要な存在”がいる。
いかに優秀なリーダーがいたとしても、
この存在がいるかいないかで、結果が大きく変わってくる。
それが、リーダーサポートの存在。
ある意味で、2番目はリーダーよりも優秀である必要があります。
なぜ、2番目の存在が重要なのかについて、今回は書いていきます。
「リーダーは孤独である」
これまでのリーダー経験の中で、
リーダーをやっていて、一番大きく影響を受ける存在がいました。
それが、2番目となる副リーダーの存在です。
キャプテンをしていて、一番しんどかった経験は、
「信じていた副キャプテンに裏切られること」
反対に、キャプテンをしていて、一番救われた経験も、
「自分がしんどいタイミングで、副キャプテンがフォローしてくれたこと」
組織を作っていく上で、
2番目の存在が果たす役割は非常に大きい。
「リーダーは一人で寂しいから、
2番目の人に優しくしてほしい。」
という話ではありません。
むしろ、結果を達成するために、
言うべきことは言うことが2番目の存在には求められます。
その上で、「なぜリーダーサポートが重要か」について3つの理由を話します。
①人は強み弱みが存在する
本来は、リーダー1人で組織を全てフォローできるのが理想であるかもしれない。
でも、それはできない。
どれだけ優秀と呼ばれるリーダーも、
全員の人生を変えることはできないし、
離れていく人は一定生まれる。
人は、強みと弱みが存在する。
例えば、ビジョンや道を作ることにはすごく長けているが、
メンバーの気持ちを理解するのが苦手であるリーダー。
何かができる分、反対に何か失っていることがある。
リーダーは完璧でない。
リーダーにフォローできない部分は必ず発生する。
もし、いまいるリーダーを崇拝しているなら、
それも危険な状態かもしれない。
リーダーの言うことは絶対ではなく、
リーダーの強み弱みを知った上で、冷静にやるべきことを考える必要がある。
その穴を埋める意味でも、リーダーサポートの存在は重要です。
②リーダーとメンバーでは見ている世界が違う
組織を前進させようとするリーダーが見ている世界と
組織に所属するメンバーの見ている世界は異なります。
いくらリーダーが熱を持っていても、
メンバーに火がつくかどうかは別の話である。
ある種、メンバーに火をつけるために、
落とし込む必要がある。
その時に、大きな力を発揮するのが、リーダーサポートである。
リーダーが見ている視点に一番近く、
客観的にメンバーの気持ちを理解することもできる。
その立ち位置だからこそ、できることがある。
③1人ではビジョンが達成できない
リーダー1人では、ビジョンは達成できない。
リーダーをやっている以上、リーダーが全力でやるのは当たり前。
ただ、リーダー1人が努力したところで、
何も世界は変わらない。
リーダーが掲げるビジョンに共感する仲間が増えることで、
はじめて社会に大きな変化が生まれ始める。
その1人目の存在として、
2番目の存在が重要である。
以上、リーダーサポートが大事な役割を果たし、
リーダーよりも優秀な存在である必要があると書いてきました。
結局、何が言いたいかと言うと、
「誰と組むかが大事」ということです。
もし、あなたがこれから0から1の組織を作るなら、
自分の強み弱みを理解した上で、お互いの能力を補完し合うような存在と組む必要がある。
ここに感情を入れてはいけない。
仲のいい友達だから一緒に何かをするのはナンセンス。
例えば、「感情」と「論理」の2つのタイプに分けて、
自分が感情タイプであるなら、論理が強い人と組む。
ここをどう分けるかは、得たいゴールによって異なる。
何か得たい結果があるなら、
その結果に必要か、必要でないかで判断をする必要がある。
達成したいゴールがあって、
自分の弱みを認識しているのであれば、
それに必要となる人を巻き込んでいく。
そこで人を巻き込むために、ビジョンが必要となってくるのである。