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金貨エース


【金貨エースのイメージ】

・正位置

雲の中から手が出ています。
このデッキのエースは、どれもこの構図です。

庭や農園のような場所が描かれています。
その場所は、手入れが行き届いているように感じられます。
手にしている金貨とその場所から考えると、種まきというのがぴったりかと思います。
実際、私が鑑定する時もこのイメージや解釈は相談者さんに伝えることが多い印象を持ちます。

この場所には白い花が咲いています。
百合ですね。
この花は他のカード、例えば魔術師や法王にも描かれています。
このカードでの意味は、やはり他のカードと同様です。
つまり、純粋な気持ちということです。
種を撒いて育てていくという気持ちということになります。

手に乗っている金貨は種です。
通常、植物が種を作る順番としては、種から発芽した後、若葉から成長して花を咲かせ、身をつけてそれと一緒に種を作ります。
ここでの種は、それまでこの金貨のスートの主人公となる人物が経験してきた事柄です。
その経験を基にして、これからの花を咲かせ、身をつけることに繋げていくことをこのカードは示しています。
エースのカードですから、(次の)始まりを示しています。

背景には山と、小さくてわかりにくいですが赤い花を咲かせた垣根があります。
山は困難の象徴を、赤い花は情熱を示していますので、この場合は白い花を咲かせるための場所を作るために、相当な努力をしてきたことを意味しています。

・逆位置
種を撒いても十分に育たない可能性があります。
種を撒くために必要な準備が整っていないでしょう。
あるいは種を撒く時期やタイミングが合っていないかもしれません。

【金貨エースのカードを理解する上で重要なポイント】
・手入れが行き届いている庭
・種まきのような姿勢の手と金貨
・白い花

代表的な金貨エースの意味です。

【正位置】
過去の経験を活かした始まり、目標に向けての準備、次への始まり、努力が実を結び始める

【逆位置】
過去の経験が活かせない、物事を始められない、まだ始まらない、先が進まない、努力が報われない

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