
【成果報告】 王子駅周辺エリアプラットフォームと王子共創会議の連携を強化しよう! | 東京都北区
日本維新の会、北区議会議員のさいとう尚哉です。
2025年1月に設立された「王子駅周辺エリアプラットフォーム」は、王子駅周辺のまちづくりをより良いものにすることを目的とした組織です。その設立趣意書にも明記されている通り、本プラットフォームは、地域が主体となり、身近な都市空間(パブリックスペース)のあるべき姿や活用方法を考え、変えていくための活動や試行(プロジェクト)を積み重ねながら、アイレベルのビジョンを描くことを目指しています。
王子駅周辺のまちづくりにおいては、都市政策や都市計画のレベルでまちづくりを推進する「王子共創会議」と、ヒューマンスケールの視点から実際の空間づくりを進める「王子駅周辺エリアプラットフォーム」が密接に連携しながら進めていくことが重要です。両組織のメンバーには一部重複があるものの、王子駅周辺のまちづくりには多くのステークホルダーが関わるため、組織横断的な協力体制の確立が求められます。これにより、より実効性の高いまちづくりが可能となります。
設立趣意書には、2025年度からプロジェクトの企画・実施・検証を開始することが明記されており、特に「ハード整備との連携を進め、公共施設や民間開発の関係者の参加を促す」ことが重要なポイントとなっています。アイレベルのまちづくりを推進するためには、ソフト面の取り組みだけでなく、物理的な都市インフラの整備が欠かせません。例えば、東京・丸の内の仲通り街路整備事業のように、ハード整備を伴うまちづくりが成功した事例は多く存在します。そのため、王子駅周辺エリアプラットフォームが実施するプロジェクトも、単発の社会実験にとどめるのではなく、その成果をハード整備に反映させていくことが極めて重要です。
これらを念頭に、王子駅周辺エリアプラットフォームが実施するプロジェクトをどのようにハード整備と連携させていくか、また王子共創会議と王子駅周辺エリアプラットフォームの連携をどのように強化していくか問題提起しました。
以下、質問・答弁原稿となるので御参照いただければ幸いです。
さいとう尚哉:2025年1月に設立された王子駅周辺エリアプラットフォームは、設立趣意書にもあるとおり、「地域が主体となって、身近な都市空間(=パブリックスペース)のあるべき姿や活用方法を考え、変えていくための活動や試行(=プロジェクト)を積み重ねながら、ヒューマンスケールのビジョンを描き、王子のまちづくりをより良いものにしていく」ことを目的とした組織です。
王子駅周辺のまちづくりにおいて、都市政策や都市計画のレベルでまちづくりを推進するのが「王子共創会議」だとすれば、ヒューマンスケールの視点から実際の空間づくりを進めるのが「王子駅周辺エリアプラットフォーム」です。両組織が密接に連携し、相乗効果を生み出すことで、より実効性の高いまちづくりが可能となります。両組織のメンバーには一部重複があるものの、王子駅周辺のまちづくりには多くのステークホルダーが関わるため、組織横断的な協力体制の確立が非常に重要となります。
また、王子駅周辺エリアプラットフォームの設立趣意書には、2025年度からプロジェクトの企画・実施・検証を開始することが明記されていますが、特に注目すべき点として「ハード整備との連携を進め、公共施設や民間開発の関係者の参加を促す」との記載があります。前述のとおり、王子駅周辺エリアプラットフォームの役割の一つはヒューマンスケールのまちづくりを推進することですが、その実現には、丸の内仲通り街路整備事業のように、ハード面での整備が欠かせません。
この点、比較的大規模な街区の再開発が進行する王子駅周辺においては、プラットフォームが実施するプロジェクトを単発の社会実験にとどめず、その成果をハード整備に反映させていくことが極めて重要です。実践的な取り組みと都市インフラの整備を連携させることで、より持続可能で実効性のあるまちづくりを推進することが求められます。
これらを念頭に質問いたします。王子駅周辺エリアプラットフォームが実施するプロジェクトをどのようにハード整備と連携させていきますか?また、王子共創会議と王子駅周辺エリアプラットフォームの連携をどのように強化していきますか?北区の役割等もふくめて御教授ください。
拠点まちづくり担当課:王子駅周辺エリアプラットフォームは、身近なパブリックスペースを活用し、まちの課題解決や新たな魅力の創出に取り組むとともに、小さな場所のあるべき姿のイメージを積み重ねながら、王子駅周辺の未来のビジョンを描き、まちづくりに関わる行政機関や事業者に対する提言などを行っていくことを活動方針に掲げ、先月、関係する団体や企業、地域の住民等により設立されました。
都市政策や都市計画の視点から、大きなハード面でまちを変えていくための合意形成の場である「王子共創会議」と相互に補完し合いながら、グランドレベルな視点で、ヒューマンスケールな王子の未来ビジョンを策定し、小さなハード・ソフト両面でのまちを変えていく役割を果たしていくことになるものと考えています。
区としては、王子共創会議を通じて、このビジョンが東京都、地権者、開発事業者、交通事業者等にも共有され、まちづくりガイドラインや整備計画等に反映していけるよう、関係者間の調整に努めるとともに、エリアプラットフォームの活動が、王子のまちの賑わい創出と発展を牽引する継続的な地域主体の取り組みとしてエリアマネジメントの実現につながるよう支援してまいります。
引続き王子共創会議と王子駅周辺エリアプラットフォームの連携強化に努めていきます。御注目いただければ大変嬉しくおもいます!