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#32 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年11月14日~11月23日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(34:22)は購入後に視聴可能。

GHQからの戦後も引き続き報道の厳しい検閲、人、もの、神様も日本が進出していた地域からの撤退する昭和20年11月中旬です。

*「あの歴史があったからこそ、今がある!未来がある!」一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、歴史観への理解が深まってまいります!

実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(34:23 mp3版|ダウンロード可)いたします。

<昭和20年11月14日|水曜日>
・神武天皇陵 ・明治天皇陵

<昭和20年11月15日|木曜日>
・京都府知事木村惇 ・宮内大臣石渡荘太郎
・今般の行幸に際して思召しにより
・桂離宮を京都府へ下賜すべき旨の御沙汰
・大垣・岐阜・豊橋・静岡付近では御召列車を徐行
・尾張一宮・熱田・清水等の罹災地を車窓より御覧になる
・滋賀県知事稲田周一 ・岐阜県知事野村儀平
・愛知県知事福本柳一 ・静岡県知事堀田健男
・神奈川県知事藤原孝夫 ・名古屋鉄道局長下山定則
・警視総監高野源進

<昭和20年11月16日|金曜日>
・皇族の山稜御差遣については支障なき旨
・陸軍大臣下村定
・帝国議会召集の詔書に御署名

<昭和20年11月17日|土曜日>
・大正天皇陵を御参拝御拝礼
・来る12月開始予定の日本放送協会のラジオ番組「選挙放送」
・聯合国最高司令部より差し止められたことにつき御下問
・戦争終結により関東州及び南洋群島における我が国行政権の行使不能の事態到来に鑑み神社廃止
・官幣大社関東神宮関東州旅順市鎮座
・同南洋神社諸島コロール島アルミズ高地鎮座
・官幣大社樺太神社樺太豊原市旭ヶ丘町鎮座
・同朝鮮神宮 ・同扶余神宮 ・同台湾神宮
・官幣中社台南神社 ・国幣小社京城神社 ・同龍頭山神社
・同大邸神社 ・同平壌神社 ・同光州神社 ・同江原神社
・同全州神社 ・同咸興神社 ・同新竹神社 ・同台中神社
・同嘉義神社 ・関東神宮去る8月22日昇天の儀執行
・内陣の装束神宝等を全部焼却
・南洋神社去る9月11日米国側の許可を得て社殿奉焼式挙行
・翌年1月5日パラオ本等の仮殿において御神霊昇神の儀執行
・御霊代を宮内省に奉還

<昭和20年11月18日|日曜日>
・昨夕来の御風気につき終日御仮床になる

<昭和20年11月19日|月曜日>
・皇后宮大夫兼侍従次長木下道雄
・内大臣府御用掛近衛文麿による憲法改正調査の奉答の有無
・内大臣木戸幸一に確認するよう御下命
・先般の関西行幸に関する首相談話草稿の到着の有無につき御下問
・翌日に至るも近衛の参内はなし
・塩原御用邸より帰京の和子内親王・厚子内親王・貴子内親王参殿
・皇后と共に御文庫において約1年4箇月ぶりに御対面
・乳幼児・病弱児等の保護のため神奈川県下において牧場経営
・財団法人神奈川県乳幼児保護協会 ・事業御奨励

<昭和20年11月20日|火曜日>
・別格官幣社靖国神社 ・臨時大招魂祭挙行
・御拝礼玉串をお供えになる
・宣仁親王 ・崇仁親王 ・盛厚王 ・恒徳王 ・李王垠
・内閣総理大臣幣原喜重郎 ・海軍大臣米内光政
・陸軍大臣下村定・遺族約1,100名が参拝
・聯合国最高司令部から民間情報教育部長陸軍准将
・9月上旬陸海軍省においては近く想定される陸海軍の解散前
・支那事変・大東亜戦争等のために死没した英霊への最後の奉仕
・本秋に大合祀祭の実施を熱望・日本の神社の本質
・靖国神社の性格 ・柱数・氏名不明の英霊の合祀は適当ではない
・宮内省及び神祗院よりも合祀にいついては靖国神社と同様の意見表明
・終戦に伴う特異の祭典
・大東亜戦争並びに満州・支那事変に関して昭和20年9月2日までに死没した軍事軍属等のうち
・靖国神社へ合祀未済の者を同神社招魂殿へ招魂するための臨時大招魂祭挙行
・事前に合祀者名簿の奉呈なし ・その都度判明した祭神を逐次合祀
・宮内省上奏書類を御裁可・聯合国最高司令部渉外局
・皇室財産の取引停止を命じる旨が発表

<昭和20年11月21日|水曜日>
・宮内大臣石渡荘太郎 ・昨日発表の聯合国最高司令部指令「皇室財産ノ凍結二関スル覚書」
・現行通常経費を除き
・皇室財産中の土地・不動産・証券・建造物・美術品を含む
・一切の基本的資産の処分又は取得 ・一切の増賜及び特殊下賜金等の取引行為
・聯合国最高司令部の事前承認を必要 ・1946年会計年度の宮内省本予算
・本年12月15日までに最高司令部に提出承認を受けること
・二離宮の所在地地方団体への下賜及び二箇所の日本政府への下賜は無効
・11月20日自決枢密顧問官男爵本庄繁元侍従武官長死去

<昭和20年11月22日|木曜日>
・内大臣府御用掛近衛文麿 ・帝国憲法ノ改正二関シ考査シテ得タル結果ノ要綱
・帝国憲法改正ノ必要ノ有無 ・帝国憲法改正ノ要点
・近衛は本日付を以て栄爵拝辞を願い出る
・内大臣木戸幸一 #憲法改正に関し政府に対する御下命の是非につき御下問
・来る26日頃首相に対しさらに詳細な研究方を御下命になりたき旨の奉答

<昭和20年11月23日|金曜日>
・侍医頭八田善之進 ・依願免本官の件等に関する宮内省人事上奏書類を御裁可
・新嘗祭 ・折柄御風気なるも御拝礼の強き御意志あり

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の11月と私たちが生きている2017年(平成29年)の11月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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