画像1

#25 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年9月1日~9月11日)

藤原直哉
00:00 | 00:00

※試聴版。オリジナル版(27:19)は購入後に視聴可能。

#25 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年9月1日~9月11日)

慌ただしく降伏文書調印への準備が進められ、調印式、官報号外をもって国民にも知らされる昭和20年9月上旬です。

「何のために我々は努力するのか、生きていくのか、国家の目標はどこにあるのか」

歴史を踏まえて今後の日本のあり方を終戦直後から「平和と文化」を説き、終戦の混乱の中で、時を置かずして、新しい方向性が昭和天皇実録で語られている昭和20年9月の前半です。
今回は、太平洋戦争を始めた時の内閣総理大臣、東条英機逮捕の昭和20年9月11日分までをお届けします。

*一人ではなかなか読み進めることが難しい『昭和天皇実録』、藤原直哉の解説を聴きながら、だんだんと理解が深まってまいります!
実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録巻34昭和20年(下)について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(27:19 mp3版|ダウンロード可)いたします。

当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、歴史の力、時間の重力がどのように働き、世の中がどのように動いているのか、一緒に学びましょう!

<9月1日|土曜日>
・初の旬祭
・御拝礼
・昭和16年12月の御治定
・御代拝
・軍令部総長豊田副武
・今後聯合国最高司令官の指示に基づく政府大本営布告一般命令
・軍令部総長 #海軍大臣
・降伏文書に署名する権限の御委任状
・正三位勲一等重光葵
・侍従永積寅彦を広島市へ
・広島県庁において聖旨を伝達
・広島県知事高野源進
・大本営跡
・中国軍管区司令官谷寿夫
・本山国民学校観音第二国民学校
・原子爆弾被害者の慰問
・船舶司令部宇品よりの写真
・原子爆弾に関する東京帝国大学教授都築正男の説明
・侍従久松定孝を長崎市へ
・外務大臣重光葵
・明日の降伏文書調印の任
・調印の善後処理はさらに重要
・ポツダム宣言の忠実確乎たる実施によって国際信用の回復を期し
・国民精神の高揚を計り
・新時代の要求に副う新日本の建設に対して新たな決意を要する
・大本営全権委員
・参謀総長梅津美治郎
・御委任状を附与する件
・国の将来の第一歩
・内閣総理大臣稔彦王
・政務につき奏上
・内大臣木戸幸一
・御用談
・政府及び大本営より布告の陸海軍一般命令第一号の件
・聯合国最高司令官より要請の降伏文書への署名の件

<9月2日|日曜日>
・横須賀沖合に停泊の米国軍艦ミズーリ号艦上
・降伏文書の調印式
・全権重光葵外務大臣
・全権梅津美治郎参謀総長
・聯合国最高司令官ダグラスマッカーサー演説
・全権随員岡崎勝男
・全権御委任状2通提示
・全権随員加瀬俊一
・詔書写
・大日本帝国天皇陛下及日本国政府ノ命二依リ且其ノ名二於テ
・日本帝国大本営ノ命二依リ且其ノ名二於テ
・降伏文書にそれぞれ署名
・マッカーサー以下の聯合国の各代表
・これを以て平和が回復されたこと
・神がこれを維持されんことを願う
・内閣総理大臣稔彦王
・卓上に置かれた降伏文書
・慰労の御言葉
・官報号外
・政府及び大本営は降伏文書陸海軍一般命令第1号布告

<9月3日|月曜日>
・親告の儀
・三殿
・勅使として神宮へ参向の掌典
・東京都長官他各都道府県知事長官45名
・管内の官国弊社
・別格官幣社靖国神社
・天皇入御
・外務大臣重光葵
・枢密顧問官
・ポツダム宣言の条項受諾に至る経緯
・その後の聯合国側との交渉につき説明
・技術枢密院総裁多田礼吉の本官
・技術院官制廃止の件
・内大臣木戸幸一
・聯合国最高司令部の布告3通
・終戦連絡横浜地方事務局
・手交
・日本政府を経由せず
・直接日本国民に命令する形式
・聯合国最高司令官が日本国全領域並びにその住民に対して軍政を含む軍事管理を設定すること
・日本の裁判所の機能を停止し米軍軍事法廷において一切の裁判を行うこと
・日本通貨の使用を禁じ米軍軍票を用いること
・外務大臣重光葵
・横浜において聯合国最高司令官マッカーサーと会見
・布告文3通に同意し難い諸点を指摘
・撤回方を依頼
・日本政府への命令形式に変更した布告文案を提出するよう要求

<9月4日|火曜日>
・第88回帝国議会開院式
・勅語
・平和国家ヲ確立シテ
・人類ノ文化二寄与セムコト
・道義立国

<9月5日|水曜日>
・貴族院議長徳川圀順
・衆議院議長島田俊雄
・外務大臣重光葵
・聯合国最高司令部参謀長リチャード・K・サザランド
・今後聯合国最高司令部
・一般命令general order取り止め
・指令directiveにより日本政府に対して指示すること 
・9月2日手交布告文3通撤回
・今後発出すべき指令は公表の必要なきも必ずそのとおりに実行すべきこと
・聯合軍将兵に配布済みの軍票3億円は使用せしめたる
・日本側にて適宜回収されたきこと

<9月6日|木曜日>
・第88回帝国議会閉会
・内務大臣山崎巌
・外地の治安状況につき奏上
・海軍中将大西瀧治郎軍令部次長死去
・8月16日軍令部次長官邸において自刃

<9月8日|土曜日>
・聯合軍帝都に進駐を開始
・聯合国最高司令官ダグラス・マッカーサー
・米国大使館
・米国国旗掲揚入所式挙行

<9月10日|月曜日>
・禁衛府
・総務部
・皇宮警察部
・皇宮衛士総隊

<9月11日|火曜日>
・当直侍従 
・聯合国最高司令部
・元内閣総理大臣東条英機に対する逮捕令
・逮捕時におかえる東条の動静につき言上
・拳銃自殺未遂
・米軍病院に搬送

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の9月と私たちが生きている2017年(平成29年)の9月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

ここから先は

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?