見出し画像

学び続けることのできる街/第12回ディスラプティブ・イノベーション研究会

今回の収録模様を通しても、ご視聴くださる皆さんからもその場にご一緒いただいているような感覚で、「自分だったらどう感じるかな、考えるかな」と日常や未来を想う気づきや行動へのささやかなきっかけ、ワクワク感につながると嬉しいです。

【前半】
 わたしの小さな違和感シェア
 オンライン読書会 先生、イノベーションって何ですか? 読み深め

【後半】
 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

ディスラプティブ・イノベーション研究会とは

これまで2年間のブロックチェーン研究会(*)から一歩進め、昨秋9月よりディスラプティブ・イノベーションと範囲を広げて探究を深めています。どんな未来を描き、今とこれからをどのように生きてみたいか、発想や行動していくきっかけとなる時間を共有しています。

(*)シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会(2018年6月〜2020年8月まで毎月開催)では、ブロックチェーンを1つのディスラプティブ・イノベーション(Disruptive Innovation/分岐的イノベーション)として探究してきました。 私たちは、Disruptive innovationを破壊的イノベーションではなく、分岐的イノベーションという表現を使っています。

***

藤原直哉より

“日本人は、めったやたらに大きなイノベーション をやらないんですよ。できるだけパラダイムの中の改善改良をやっていこうとする気質がものすごく強いんですよね”

“新結合ということだから、お年寄りのニーズとまわりの期待感をどうつなげるかとかね”

“組織の中でなぜ出来ないかという話をしなくてもいいようにする、ここは至急変えないといけないし、変えるとだいぶ違うんじゃないかなと思いますね”

“自分でやろうと。自分でやらなきゃ誰がやるという感覚っていうのは、個人においても企業においても、すごく大事なんですよね”

“学ぶことの大切であると同時に、どこで学ぶかなんですよね。この街で学ぶということはすごく重要で、この街で学ぶからこの街で実践できると。だから、未来を考える人たちはこの街に集まると。この街から情報発信して、この街から未来が生まれる。戦略的ポジションに街を置くと脱産業化社会の中でもいろいろなことができますよね”

“コンピュータと芸術の世界を両方みていると視野が広がるわけよね”

“最近の日本は、論理の勉強をしていない人が多いですよね。そうすると世界で何がやっているかわからないですから大きな問題、課題ですよね”

“原点のところ。単なる道具ではなくて言葉としての哲学を学ばないと、実は本当のことはわからないんだということもよくわかるし、街がホストして哲学を学ぶ機会をつくることはすごいですよね”

***

【第12回前半】わたしの小さな違和感シェア・オンライン読書会

▷私の小さな違和感
第7回ディスラプティブ・イノベーション事例紹介(長野編前半:現代の鉱山であり、ロハスの鉱山)をきっかけに、小さな違和感の大切さを改めて感じ、私たちが暮らしの中で感じるちょっとした違和感、「どう思う?」を毎月共有中です。

気づきは誰でもできることだけど、言われて始めて気がつくこと。意外な盲点の発見から、いろいろな疑問を持ってみよう。

・イノベーションを活用すると一番便利になる人の拒否
・高齢者が安心するデジタル機器とみんなの幸せ
・OS侵略者でいちだい仕事に
・不思議な理由がわからないきまりごと
・本物の音の醍醐味と臨場感を味わえるおもしろさ
・電車での過ごし方の変化
・スーツ姿と格好の変化

▷オンライン読書会
藤原直哉おすすめの書籍:三輪晴治さんの「日本経済再生論:ディスラプティブ・イノベーションの道」 全7章を毎月1章ずつ(これまでの研究会 第3回第9回)読み深めてきました。

気になる書籍を一人で読み深める愉しさ(ときには、なかなか難しく)とともに、毎月1回みんなで共有し合うことで、愉しさの裾野を広げてみることを今後も継続していきます。

それぞれが、事前に読んで感じたことや印象に残ったこと、疑問に思ったこと、気になったことなど聴き語り合いながら、より身近なところから引き続きディスラプティブ・イノベーションについての探究を深め、実生活への発想と行動に活かす機会としています。

【先月・今月の書籍】

・イノベーションのためらいと抵抗からの進化
・イノベーションと幸せ
・2015年に考えられた東京オリンピックとイノベーション
・動機型と圧力型のイノベーション
・イノベーション と多くの人
・イノベーション と夢
・日本企業とイノベーション
・つまみ食いでは生まれない
・ユーザーとしての関わり
・コロナ対策アイディア商品
・コロナ対策と安全対策と自動ドア
・部品のいらないイノベーション
・日本とアメリカタイプ両方大事なわけ
・業界や官民の垣根を超えたイノベーションの誕生は日本から
・知らないところでやっているイノベーション
・お弁当とイノベーション
・世界中の食材を食べる国の少しずつたくさんの食べ方
・世界に貢献している日本のイノベーション
・大きな戦略の変更をやらない日本
・大きなパラダイムの変化をさける文化
・過去2回の大きな文明の変化をした日本
・新しい組み合わせが得意な国
・イノベーション と組織的なちから
・いろいろな変化を会社の中で実現できるか
・お年寄りの行動と健康寿命
・組織の場で活かすことができるか
・まともな経営と定着_お化粧と作文屋さんの世界
・自分がどう思うか

***

【第12回後半】ディスラプティブ・イノベーション事例紹介:Ars Electronica その2

樋口からの紹介・藤原の解説・参加メンバーの皆さんからのコメント

・Conviviality_Ival Illich
・生き生きしたとした共生_自律的協働
・シャドウワーク_脱学校の社会
・近代産業化社会, 工業化社会による影の経済や制度の再構築
・40年を経て今ふたたび注目されている言葉
・学び続けることのできる街
・産業が熱心な街_常識の転換が難しい
・個人で学ぶことと街全体で学ぶこと
・一度衰退した街の立て直し
・時代を表現する言葉_言葉の世界
・社会に及ぼす影響や哲学的なことへの関心
・欧州と日本の一番違うところ
・言語文化の違い
・論理的な漢文や哲学とコンセプト

***

動画販売

第12回ディスラプティブ・イノベーション研究会の動画(前半18:47+ 56:41、後半 01:10:52)は、下記よりご覧いただけます。


ここから先は

829字

¥ 3,000

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?