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#11 藤原直哉と昭和天皇実録を読む(昭和20年3月18日~3月31日)

藤原直哉
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※試聴版。オリジナル版(23:54)は購入後に視聴可能。

本土空襲が激しくなり、戦う人は逃げてはいけない中、お彼岸の日に硫黄島陥落が発表されます。
天一号線、戦艦大和が出撃するところ、慌ただしくも本土決戦に向けて日本が動き始めます。

陸海軍統合問題、国が緊張する中、実際に真ん中で何が起きていたのか、昭和天皇実録第33巻(上)昭和20年3月18日~3月31日について、下記のキーワードと合わせて、藤原直哉が細部まで丁寧に読み解き、歴史観も含めて音声解説(20:11 mp3版:ダウンロード可)いたします。

当時何が起こり、今の私たちに、そして未来へと結びついてくるのか、一緒に学びましょう。

<第11回目>
<3月18日日曜日>
・東京都内空襲罹災地自動車にて御巡視
・富岡八幡宮
・沿道の片付けをする軍隊
・焼け崩れた工場や家屋の整理に当たる罹災民
・自動車徐行
・侍従長藤田尚徳
・焦土と化した東京
・関東大震災後の巡視
・遥かに無惨
・一段と胸が痛む
・戦のわざはひうけし国民をおもふこころにいでたちてきぬ

<3月19日月曜日>
・会計検査院長河本文一
・侍従長藤田尚徳
・東京都の被害の大きいことが敵に知れ渡り
・大本営発表
・午前2時頃より約3時間
・B29名古屋来襲
・焼夷弾により市街地爆撃

<3月20日火曜日>
・閣議決定の軍事特別措置法案に関する内奏

<3月21日水曜日>
・春季皇霊祭同神殿祭
・硫黄島
・敵上陸以来約1箇月にわたり敢闘継続
・壮絶な奮戦続行中
・戦局遂に最後の関頭に直面
・3月17日夜半
・全員壮烈なる総攻撃敢行
・通信が絶えたこと
・損害約33,000名
・最高指揮官陸軍中将栗林忠道
・陸軍大将に補される

<3月22日木曜日>
・内大臣木戸幸一
・内閣総理大臣小磯国昭
・首相との会見の顛末
・国家最高機構のさならる強化の必要
・比島決戦の失敗
・人心の内閣からの離反
・進退を決したき旨
・宣仁親王
・神宮参拝
・社団法人帝国発明協会
・事業御奨励

<3月23日金曜日>
・陸軍予科士官学校卒業式
・稔彦王

<3月24日土曜日>
・内閣総理大臣小磯国昭
・統帥一元化
・内閣の進退
・側近人事への希望
・第2次大東亜会議の開催地

<3月26日月曜日>
・内大臣木戸幸一
・内閣総辞職につき理由
・改造にも言及
・矛盾
・真意の那辺にある不明瞭
・後継内閣首班
・根拠薄弱
・第86回帝国議会閉会
・十分に研究するように
・陸軍大臣杉山元
・名古屋地区空襲被害の奏上
・陸海軍統合問題
・戦局に対して実質的に目的を達成
・外務大臣重光葵
・日ソ交渉
・トルコ国の中立廃棄
・重慶工作推進
・成功戦争指導会議構成員会議
・中華民国南京国民政府考試副院長繆斌
・日本に招致
・陸海外三相
・連合艦隊司令長官
・天一号作戦沖縄方面航空作戦の発動
・空襲罹災地視察
・侍従徳大寺実厚
・侍従永積寅彦
・愛知三重大阪兵庫

<3月27日火曜日>
・スウェーデン国特命全権公使
・海軍大臣米内光政
・陸海軍統合問題
・政治的には若干の効果
・軍事上は従来通りにて支障なし

<3月28日水曜日>
・歩兵第289聯隊
・参謀総長梅津美治郎
・南西諸島方面の戦況
・沖縄方面緒戦の戦果
・天一号作戦
・帝国安危の決するところ
・比島方面の戦況
・九州方面の築城状況
・関東軍の兵器生産

<3月29日木曜日>
・世伝御料ニ属スル土地ニ埋蔵セラルル鉱物
・鉱業稼業ヲ容認

<3月30日金曜日>
・守正王
・李王垠
・軍令部総長及川古志郎
・天一号作戦
・聯合艦隊司令長官よりの奉答
・参謀総長梅津美治郎
・戦況の奏上
・国土作戦に基づく統帥組織兵力運用の要綱
・各方面の作戦要領
・津野田事件
・東条英機内閣打倒未遂事件
・日本郵船株式会社船富士丸
・関東近畿中部地方死者発生

◎昭和天皇実録とは◎
昭和天皇の生涯にわたる記録を公式にまとめたものです。
どういう風に昭和という時代が動いていったのか、私たちが未来を考えていく上で第1級の資料です。
昭和20年は、8月15日を境に、ものすごく世の中が変わった劇的な年です。
その昭和20年(昭和天皇44歳)を何回かに分けて、読んでまいりましょう。

◎音声ダウンロードファイルのお取り扱い◎
弊所の許諾なく無断で改変・複製・公衆送信・転載・販売等することは、営利目的、非営利目的問わずご遠慮ください。

◎葬送行進曲『哀之極(かなしみのきわみ)』◎
昭和天皇大喪の時に使われた曲(F・エッケルト)です。
https://www.youtube.com/watch?v=cuh1JMyPx3k

70年以上前の日本、1945年(昭和20年)の2月と私たちが生きている2017年(平成29年)の2月、そして、10年後、50年後、100年後の未来がどのようにつながるのか、日々感じながら、この1年を過ごしてみませんか。

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