第17回ブロックチェーン

民の運営による公の世界/第17回ブロックチェーン研究会

“ブロックチェーンの世界は、民がより公の世界を効果的に効率的に運営するための道具として広がっているのです”

“ただ単にデータを格納するだけではなく、データを参照しながら、色々な命令を出すことができるのです。すなわち、初期の目的に向けて何か動かすことができるのです”

“一番上にさえ人がいれば、あとは大体機械で動かせるのです”

“やるかやらないかの悩む段階ではなく、動き出しているのです。横綱と幕下くらいの差が出てきているのですよ”

“ブロックチェーンは管理のシステムだから、見かけはあまり変わらないでしょう。配線が変わるのです。つなぎ方が変わり、人の動き方が変わるのです。目に見えるような華々しい建物を建てようという話ではなく、建物や人の生活があり、家や農地や工場や交通機関があるその後ろの配線の仕方を変えていくのです”

“政府のブロックチェーン化といった場合には、今までと一番変わるところは「透明性」。政府側でも国民側でも企業側でも一気に拡大していきますよ”
経済アナリスト・藤原直哉(藤原情報教育研究所)

日々進化しているブロックチェーンの世界、インターネット以上に世の中を変える新しい信用基盤の構築、ブロックチェーンについての海外情報(英語版を日本語にて解説|藤原直哉)をもとに研究している「シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会」。

第17回特集/政府
2019年/令和元年11月13日(水)開催

・政府という言葉
・官僚制度としての官と民
・世界では官のシステムはどんどん壊れている
・現在は公と私
・官と公は、そもそも全然違う
・官が発行している法定通貨と民が公のために発行している通貨
・公のシステムとしてのブロックチェーン
・イノベーションの技術として台頭してきている3つの技術
・ブロックチェーンとスマートコントラクトによる管理のシステム
・人工知能(AI)による状況判断のシステム
・もののインターネット(IoT)による今どうなっているのか報告のシステム
・不景気の先は、そもそも働く意味をどう考えるか
・待っていても従来型の仕事は増えない
・政府サービスにおけるブロックチェーン
・これからの政府は市民に対して透明なサービスの提供を
・役所内部での透明性と外部との透明性に向けた連携
・従来の政府のシステムの問題点
・つながらないシステム無理矢理つなげている現状
・韓国の戸主制度から個人の出生証明書ID制度_家族関係登録制度への変化
・プライバシーの問題と速さ便利の問題
・既存の確立されたシステムと利権が存在する国
・現在あるインフラを大きく変更する必要はない_今あるものも利用
・既存のシステムを生かしながらブロックチェーンのシステムへ
・全ての利害関係者が集まってヨコにつながる分散化されたシステム
・wired city_e-Estonia
・世界で最も先進的なデジタル社会
・人口130万人のエストニアGDPの2%節約化
・税関係の仕事がなくなる申告がいらなくなる世界
・1Office@Estonia
・スイスとエストニアの違い
・30%以上のエストニア有権者@116カ国が電子投票利用中
・97%の患者が健康に関する自身のデータを持っている@エストニア
・薬の処方の99%が電子化@エストニア
・医者と患者の関係_病院が中抜けになる
・24時間365日休みなく99%のパブリックサービスを利用できる@エストニア
・一体どこが先進国なのか
・世界中どこにいても国内にいるのと同じようにアクセスできる環境
・アメリカとヨーロッパの違い
・民主主義においてのブロックチェーン
・Wired City_Blockchain City
・民主主義において一番大切な投票システムと投票率が上がらない問題
・生身の人間一人に対して最低1つのデジタル機器があること前提によるシステム
・アメリカでの投票日が日曜日ではなく火曜日にやる訳
・今の確定申告と税システムは石器時代
・風車を置くことによって厳しい土地を豊かな土地へと発展したオランダ
・土地が低いが故に風車を置いたオランダが今度はブロックチェーンを
・チューリップバブル事件
・国家と投資家とエンジニアが組んでの風車発明_Polder Model
・官僚制を減らし公の仕事を皆んなで行うことによりサービスを向上させる
・テクノロジーとチームワークを使ってブロックチェーンの新しい時代へ
・若い人の思考にあった選挙運動
・インフラ投資をどう考えるか_先行投資のインフラ整備
・万里の長城とエジプトのピラミッドと東海道新幹線の共通点
・未来を創るインフラとして入れるブロックチェーン

11月特集/政府(藤原直哉解説)・質疑応答・樋口(英オックスフォード大学Saïd Business School Blockchain Strategy Programme修了)の話の一部の動画(02:17:50)は、下記よりご覧いただけます。

<動画について>
*質疑応答・シェアタイムの部分など、参加者の方や特定の個人等を識別できる部分につきましてはカットされていますので予めご了承ください。

シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会 今後の日程
第18回 12月11日(水)特集/環境
2020年/令和2年も毎月第2水曜日12時〜15時開催いたします。

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