わかばや史(4) 人生初の挫折
2016年4月 胸に期待を膨らませながら高校に入学した。
目的は『TOPチームで試合に出て全国大会に行く』
部員は約120人、4つのチームに分けられていた。
・TOPチーム
・B1チーム
・B2チーム
・1年生チーム
大会に出られるのはTOPチームのみ。
その中でも登録メンバーは25人ぐらいだった。
それでも僕はやれると思っていた。
いわゆる天狗状態だ。
しかし、入部して現実を突きつけられる。
人生初めての挫折だ。
1年生チームの試合にも出れず、サブ組の試合でも後半の途中からしか出場できなかった。
同級生の中にはTOPチームで試合に出ている人が数人いた。
本当に悔しかった。
先生の見る目がないと逃げていた。
そう、自分の実力を認めたくなかった。
認めてしまうと自分の存在価値がなくなるとまで思っていた。
やる気を無くして、手を抜いて3ヶ月が経った。
そんな僕に転機が訪れる。