生きろって言われたから生きてる
そんなもんでしかないこんな人生にどれほど価値が在るんだろうか
俺には分からない
何で生きてんのって聞かれたら
生きろって言われたからでしかない
だってみんな好きだろ
「お前が死にたい今日は誰かが生きたかった明日だ」とか
「お前を支えてくれてる人が絶対にいるから安心して」とか
「誰かのためだから頑張れる」だとか
あーそーだね
良かったね
その言葉が支えになるのなら
それ以上のことは無い
けど俺には響かない
そんだけの話
生きている理由なんて
誰かが俺に生きろと言うからだ
幸せになれと言うからだ
頑張れるなんて言うからだ
それだけで生きてる
なんで生きてるのって聞かれたら
なんで生きろって言うの?
って聞くしかない
なんかこうあれだろ
感情的なお話なんだろうけど
俺にはさっぱり響かない
もちろん悪いのは俺だ
何にも感じない俺が悪い
だから早く死ねばいいのにと願ってるのに
なんで誰にも伝わらないんだろうか
実際そんなもんだろ
生きていくってさ
基本的に95%は苦痛だと思ってる
他の人はどうか知らんけど
だってまず睡眠時間が必要だろ
それで8時間は消えてなくなったようなもんだ
それで寝れない人なら
8時間の苦痛が足されるだけでしかない
そんで仕事でまぁ、8時間としよう
仕事が楽しい人は幸せだろうと思うが
世の大半は苦痛なんじゃないだろうか?
これで8時間は消えて、8時間は苦痛だ
残り8時間だけど
自由に使える時間がどれほどあるだろうか
通勤や通学
つまりは仕事のために追加で時間が消える
まぁ残り6時間くらいとしようか
これも家事だのなんだので消えていく
せいぜい一日に使える時間なんて
2時間くらいが精々じゃないか?
それだって2時間丸々幸せな時間とは限らない
実際、幸福である時間なんて一日の内
そう長い時間じゃないだろうと思う
そして一年のほとんどが
同じように過ぎていく
じゃあほとんど苦痛じゃん
助かるとかいう恐怖
例えば助けを求めたとしよう
誰かが助けてくれるとしよう
助かるとしよう
どうなるだろう
答えは「負い目を感じる」だ
下手したら一生、負い目を感じながら生きていかなきゃならない
苦痛が増えるだけだ
事あるごとに
あの時助けてもらったという記憶がよぎる
もう対等ではなくなる
だから助けられてばかりしかない自分は
負い目しかない
惨めだ
今更どう感じることも無いが
だから早く消えればいいのに
それを許されない
死ねばいいのに
そうすればみんなせいせいするのに
なんで死を願っちゃダメなんだ?
生きてるのが辛いって言ってんのに
負い目を感じながら生きていくことが耐えられないって
言ってるのに
俺にとっては
生きて欲しいだの
助けてあげるだの
頑張ればきっとできると信じているだの
全てが重荷だ
苦行だ
こんなに人としてだめなのに
助かっちゃダメだろう
なんで分かってもらえないのか
不思議で仕方がない
誰が俺の話なんか聞くんだよ
誰も聞くわけがない
ありとあらゆる期待を裏切ってきたんだから
だからただ黙って言うことを聞くしかない
どうせ何を言っても無駄なんだから
だって聞いても仕方ないんだろう?
俺が死んでいい理由が分からないんだろう?
俺が死にたいという心からの言葉を発しても
聞く耳すら持たず
ただ励ますだけじゃないか
本当に俺を助けたいのなら
安楽死させてくれ
それが俺の一番の願いなんだから
なんかもう、疲れた