The Drowns × ISW Japan Tour インタビュー:Yuto (ISW)
2019年10月、アメリカ ワシントン州 シアトルのパンクバンド、The Drownsと沖縄のISWと共に約2週間に渡るジャパンツアーを行い、早くも1年が過ぎた。今回はツアー後に行ったインタビューを通りて、彼らと共に日本で過ごした思い出を振り返ってゆく。
インタビュアー:naotro Music Works
インタビューイー:Yuto (ISW ベース)以後 Yに省略。
- 今回のツアーお疲れ様でした。ツアーはいかがでしたか?
Y : いやー、いい経験だったとしか言いようがない。しっかりした情の深い人たち。実家に来る前まではお互いに気を使って壁を感じていた。だけど家に泊めてお互いにこれまでの境遇を話し合っていると自分にとって彼らが兄貴、親分的な存在になっていった。自分は若いだけあり、色々と教わる事があった。
- ツアー中に印象に残る思い出は?
Y : レヴが常にユーモラスな感じで、俺は常にヘラヘラしている感じだから、文化の違いもあり、彼は俺にバカにされていると思ったのか本気で何回か怒られた。"Fuck you, Dude!" ってね。それが思い出かな。
- 各地のライブでISWの評判は良かったですね、手応えはどうでしたか?
Y : 数は多くないけど、1人1人との繋がりが出来たし、また行きたい。皆が真剣にライブを観てくれていたのが嬉しかった。新しい感覚だった。次はもっとレベルアップしたISWを見せたい!
- The Drownsのライブはどう印象に残っていますか?
Y : 毎日観ていて勇気づけられた。毎日、自分がライブで失敗していても彼らがポジティブパワーで全て跳ね返してくれたから、彼らのパフォーマンスは身に染みた。
- 彼らから何か影響を受けた事があれば教えて下さい。
Y : ツアー中、レヴが皆を和ませてくれたり、何か問題がある時の気持ちの切り替えなどが出来ていて、凄い影響を受けた。音楽作りの前に、そのような事が出来るミュージシャンになりたい。
- レヴはジャグリングも上手で、ユーモラスでいいエンターテイナーでもあるよね。
Y : そうだね、その人柄がステージ上に出ていて集約されたというか、、、エスプレッソが出てる感じ!
- ハハハハハ、シアトル仕込みのエスプレッソが駄々洩れだったね。
- それにしても色々あったけど、ツアー楽しかったね。いつかまた出来たらいいな。
Y : そうだね、でもツアーというより、ライブに来てくれたお客さんに150%のパフォーマンスで返したいという気持ちでしかない。目の前の事に全力で、そうすれば自然に来てくれる人が増えると思う。まだ出来てないけど、、、目標だね。
- ゆうとの実家にThe Drownsのメンバーが連泊で滞在していました。何か印象に残っている事があれば教えて下さい。
Y : 初めて異文化の人たちとこれまで深く交流して、人間って言葉が通じなくても分かりあえる部分があるんだな、と感じた。言葉がないから明確にコミュニケーションしないといけないと思う部分もあり、もの凄くいい勉強になった。
あと彼らはセブンイレブンが大好きだから、ひたすら朝と晩に実家とセブンイレブンを往復しまくった。自分の生まれ育った二子玉川の公園や神社を一緒に行って、何も話さず虫の音を聴いて無音で俺の生きてきた場所の空気を吸えて良かった。
- ドでかい4人が滞在していましたが親の反応はどうだった?
Y : お母さんは楽しんでいた!俺の兄弟が来たみたいにめっちゃ飯作ってくれた。また連れてきなさいって言ってもらえた。
- いいお母ちゃんだ。
Y : あと、The Drownsがいい人過ぎて、気も使い過ぎて冷蔵庫の中の物も全く飲み食いしないから、彼らが気を使わないようにどうにかしなさいって怒られたよ。
- そんな事もあったんだね。でも最終日は俺も1日一緒に滞在させてもらったけど、あの頃には気を緩めたのか、ジョニーが冷蔵庫に入ってたビールを1人で半分くらい飲んでたよね。しかも朝から飲んでた(笑)
Y : あの時はジョニー覚醒していたね。俺はジョニーに個人的に思い入れがあって、The Drownsでは最初に仲良くなったのは彼だし、お互いにバンドで一番歳が若くて、バンドに加入したのも1年くらいだし、彼は戦友になった。自然に引きつけあったのかも。
- The Drownsは本当に魅力的な人たちだった、また戻って来て欲しいですね。それとISWがアメリカに行っても面白くなりそうだね。
Y : シアトルに来いって言ってたから行きたいね。でも、どこであろうと面白そうな人たちが集まりそうな場所に行きたい。
- 最後に、今回のツアーで出会った人にメッセージがあれば、一言お願いします。
Y : またいいライブをしに戻るんで、それまで生き続けて下さい。
個人的な話だが、ゆうとは今回ツアーに同行したメンバーで唯一の同世代で同い年である。約2週間共に同じ時間を過ごし、これまでよりゆっくり色々な話が出来、お互いをわかりあえる機会になった。私の好きなISWというバンドで同い年でプレイする彼の姿を観ていると、いつも何かしらの活力をもらえる。今回インタビューを通して、共にツアーを振り返り話す事が出来て嬉しかった、ゆうとありがとう!これからのISW, The Drowns, ツアーに関わりサポートして頂いた関係者の今後の活躍を楽しみにしています。この場をお借りて皆にお礼申し上げます。ありがとうございました、また一緒に遊びましょう!!!