![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157916819/rectangle_large_type_2_6dacbe63e50f5fde44ba1efe20d9a140.png?width=1200)
iPad ProとHasselbladの活用について
みなさん、こんにちは。こちらのエントリでは自分なりのiPad Pro活用についてを書き残そうと思います。
はじめに
私自身については以下にプロフィールのエントリがあるのでこちらも参考にしてください。
私がiPad Proを使う理由
この記事を書いている時点で使用しているデバイスはiPad Pro 2nd Genで、2018年頃に購入したものだと思います。これにApple PencilとLogicoolのUSキーボードを取り付けて使用しています。現行品だと以下のような商品ですね。
購入当初はこれらのアイテムを組み合わせることでノートパソコンのように扱え、かなり幅広い使い方ができるのでは、と思いました。実際キーボードを使って記事を書きましたし、アイデアをApple Pencilで描くといったことはやってきているのですが、結局はPCや紙のノートでまとめることが多くなっていった気がします。
映像や写真コンテンツの視聴にも活用できます。ディスプレイサイズが大きいことや、サウンドスピーカーもiPadやiPad Airと比べると立地な構成になっているので優位性があり、これはこれで大活躍しています。
これらの活用に加えて、Hasselbladのテザー撮影にも活用できるのがiPadの良いところだと思います。テザー撮影というのは、カメラとPCなどのデバイスを接続して撮影データをカメラ本体ではなく、接続デバイスに転送しながら撮影することを指しています。これにより撮影画像を記録メディアから取り出して転送するといった手順を省くことができ、接続先のデバイスでより高精細な画像プレビューを表示し、即座に撮影画像のチェックに入れます。
撮影の現場ではカメラ背面の液晶で撮影画像のチェックをすることが多いと思います。ただ商用の内容によってはクライアントが立ち会い、画像をチェックしながら作業を進めるケースがあると思います。こうした場合、カメラ本体の画像を見て確認するのではなく、デバイスに画像を転送してイメージを確認することが求められます。この画像チェックの際にiPad Proがそのまま活かせる、ということになります。
Hasselblad製品のテザー撮影
Hasselbladが用意している「Phocus」というソフトウェアを使います。PC/Mac両対応で、iOS用のアプリもあります。iPadの場合はiOS用のアプリをインストールして、カメラとiPadを接続することでセットアップが完了します。
※この際、カメラ本体にも設定を施す必要があります。一度設定しておけば次回以降も設定が引き継がれます。
https://www.hasselblad.com/ja-jp/phocus/
セットアップが完了すると、iPad Proからもカメラコントロールができます。AFの起動やピント合わせ、露出の設定など各種設定が行えます。そのため離れた一にカメラをセットして構図を固め、離れた場所から撮影を行う事が可能です。ライブビューで構図を確認しながら最適なポジションを探れるのもこうしたテザー撮影のメリットだと思います。
テザー撮影の注意点
前途のようなメリットがあると分かると、活用の幅が広がると思いますが、気にしておくべき点もあります。例えばケーブルの長さについては少々気にかけておくのが懸命です。最近の機種はUSB-3の端子を使っているためデータ転送速度も早く、快適に撮影を行えます。
一方でUSBの仕様上だと思いますが、ケーブルの長さには限度があるようです。以前のHasselblad製品はFireWireという端子を使っていて、カメラ購入時に付属するケーブルも4.5mあったのですが、いまのUSB-3では同等の長さをサポートしていない気がします。そのため撮影の状況によってはサードパーティ製のケーブルで長距離伝達可能なケーブルを探す必要があるかもしれません。
ではワイヤレス接続をすればよいというアイデアも出てくるかもしれません。昨今のWi-Fiも性能が向上していますが、個人的な見解では有線で接続する方が安心感があるので、活用には少々後ろ向きです(苦笑
有線で接続しておくことはデータ転送のみならず、電源供給の役割も担います。カメラ本体のバッテリーが切れてしまえば当然撮影もできなくなってしまうので、バッテリー周りを強固にしておくことも求められると思います。
(参考)テザー撮影に必要なケーブル
私が使っているケーブルを再度探してみたのですが、だいぶ昔の商品のためヒットせず・・・以下のようなケーブルを想定しています。ただ、以下の商品は2mのケーブルなので少し短いかもしれません・・・。
一方でTether Proというブランドは接続の実績があると聞きます。自分自身では試したことがないのですが、ある程度実績があるものを探して、テストをしたうえで本番に望むのが良さそうです。USB-C形式はケーブルが外れやすいのが気になりますが、ケーブルが抜けないように工夫された製品もあるようで、さらに研究が必要な領域かもしれませんね。
最後に
ふとiPadとHasselbladの活用について書き出してみたのですが、これには個人的な理由がありまして・・・。実は私が持っているiPad Proは昨今リリースされた新しいiPad OS 18に対応していないらしく・・・。新しいデバイスに買い替えようと悩んでいるところです。
基本的には大型のiPad Proが良いなと思いますが、iPad Proは本体に加えて周辺のアクセサリとどう組み合わせて使うかが大事だと感じています。Proという名がつくだけあって性能は確かなものがあるのですが、その分用途に合わせてよりカスタマイズして使うことが要求されるデバイスだなと感じています。単体でも十分活用できるなにかがあると思いますが、いろいろな形に変えて使えるという点がプロのツールということを感じさせられますね。
いいなと思ったら応援しよう!
![Naoto Takazawa](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11828424/profile_df11a8014c8a7282dc54e170169abfa8.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)