地域活性化×ウェディングについて

originalsでは、
「地域の活性化」と「ウェディング」を行いたいと考えてます。
なので今回のnoteではその想いを書いていきたいと思います。

■ウェディングとの出会い

大学時代に4年間結婚式場のアルバイトをした事から始まりました。

その時のアルバイトはとても面白く、
2.5時間で終わらす事が出来た時の達成感が
自身の仕事における達成欲を満たしてくれてました。

もちろん結婚式自体も感謝の気持ちを伝える場として
非常に感動的な時間でしたし、花嫁の手紙を読んでる姿で
こちらも涙を堪えながら仕事をしてる自分もいました。

そんな幸せな空間を作るお手伝いをしている事に
喜びと誇りを感じていました。


■東日本大震災で得たもの

そんな中、東日本大震災が起きました。

震災前までは社会人なったら、
年収1000万のイケてるサラリーマンになるとばかり思っていた自分は、
そこで価値観を大きく変える事になりました。

当時福島に住んでいた私は
震災後はボランティアもせず過ごしていましたが、
2011年8月にゼミの海外研修にてインドに行った際に

「福島はもう大丈夫なのか?」「放射能は完全に無くならないのか?」

とても多くのインド人に質問されましたが、
何一つ確証を持てないままの曖昧な返事を繰り返していました。

「福島に住んでいる自分が、福島の事を語れないなんて…。」

日本人としてとても恥ずかしかったのを覚えています。

帰国後、私は福島の直面している実情を見てみようという事で
福島県の仮設住宅へ行き
コミュニケーションが希薄になっている方たちと
足湯を通じて話を聞くボランティア活動を行ったり、
県内の生産者の方にも会いに行き、
リンゴ農家の収穫の手伝い、漁師さんとの意見交換会など
本当に沢山の方の意見、感情、想いを聞かせて頂きました。

お会いした方々は苦しんでいる方が多いかと思ってましたが、
会った方々は常に前を向いており、
ピンチはチャンスだと進み続けてる方が多数いらっしゃいました。

そこで感じた事は、
福島の人たちはお金儲けや名声の為なんかには働いておらず、
「ただただ自分たちの大好きな街を盛り上げたい」
そんな想いで働いている人がとても多かったのです。

それが私の中での転換期でした。

カッコいい大人=お金を稼げる人
ではなく
カッコいい大人=誰かや社会の為に働く大人

自分が目指したい大人が福島には沢山いました。

そんな私が福島を盛り上げる為に出来ることは何だろうか
自分に出来ることは何だろうか

そう考えた時に
自分の好きなウェディングと、地域の資源を活用する事を
掛け合わせる事が出来たら面白いのではと考え
そこから生まれたアイディアが

地元のものを使ったオリジナルのウェディングでした。


地元の湖が見えるキャンプ場を結婚式の開催場所として、
料理は地元で取れた野菜やお肉を使用、
シャンパンではなく地域の地ビールで乾杯、
引出物は地域の伝統工芸品、夜は近くの温泉にみんなで宿泊。
翌日は周辺地域の観光をして帰路に着く。

私は結婚式を通じて
地域の魅力をゲストが感じられる仕組みを創りたいと考えています。
そこで自分自身のわがままとしては、
「東北に初めて来たけど、すごくいい場所だった!」
という言葉が一人でも多くの方から頂けるような機会を創出したいと考えています(もちろん他の地域もですが笑)

一つのカタチではありますが、
昨今言われている自分たちらしい結婚式というのは、
何も奇抜な事をやる事ではなく、
自分たちが大切にしているものを形にする事だと思います。
それが本当の意味での自分たちらしさなんじゃないかと。


だからこそ自分が今後の人生をかけてやる事業は
新郎新婦には自分たちが大切にしている事を
結婚式という形で表現するお手伝いをする事、
そしてその延長線で地域の資源を活用し、地域活性化を図ること。

地域活性化×ウェディング

福島や東京にいた二つの目線があるからこそ、
この事業を行いたいと考えています。

まずは作品第1号として自身の結婚式で進める予定です。

乞うご期待。





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