【一言まとめ】PdCaとSECIモデル
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75108820X01C23A0EA1000/
【要約】231008日経
失われた30年の真因の1つは、「PDCA」の「PdCa」化。PのプランとCのチェックだけが進み、dの実行とaの改善が後手に回った。行動が軽視され、本質をつかんでやりぬく『野性味』がそがれた。PやCの計画・数値目標・評価は現状維持の経営には役立つが、改革はできない。計画や手順を優先させると、ヒトは指示待ちになり創意工夫をしなくなる。(計画外の異常に直面すると思考停止するようになる)
数字に表れる組織の形式知も必要だが、重要になるのは個人に眠る暗黙知を集団で共有するプロセス。これには徹底した対話が必要。これを体系的にまとめたのが『SECI(セキ)モデル』。このモデルは計画や数値ではなく、現実を生で感じて全身全霊で共感し、暗黙知を獲得するところから始まる。
【感想】
変化を生むときや、新しいことを生むときは、やたらとP、Cのみが語られていると思う。自分の3年前の実体験・・・会議室でこねくり回すだけの机上のPで消耗し、いざDに移そうとしたら、「絶対にうまくいくとは言い切れないから、まだ何もするな。どこもいくな!」と言われ、Pの練り直しを延々とする。失敗させまいという上司の想い(優しさ?保身?)から、生の現場に足を踏み入れられず、小さな失敗すら経験できない。身につくのはPのこねくり回し技術のみ。
でも、どうしても諦めきれず、この3年間とにかく動きまくってきたら、ほんの少し、1mmくらいだけど周りも変わってきたと思う。環境なんて、一生待っても完璧には整わないので、今の環境で動き続けるしかない。今は動こうと思っている人どうしが繋がれるようになってきたし、動き方も共有できるようになった。個人で獲得した生の体験や知識も、チームで共有できる。そうすることで周りが変わっていくと思う。これがSECIモデル。こうやって、オープンに共有していきたい。
PdCaの経験がある方、是非一緒に動きましょう。
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