琥珀色の謎
蒸留したてのウイスキーは「ニューポット」と呼ばれる無色透明の酒です。木樽に詰めて熟成させることで、樽材の成分が溶け出して、美しい琥珀色が生み出されます。
樽塾生が始まったのは18世紀と言われています。そのきっかけは”密造”。
17-19世紀のスコッチウイウスキー製造は重税がかけられており、隠れてウイスキーを作るようになったそうです。官吏の目を逃れるために蒸留した酒を木樽に詰めて保存しておいたところ、まろやかで香り高い、琥珀色のウイスキーに変わっていたらしい。
1823年の酒税法が改正され、政府公認第一号が「グレンリベット蒸留所」。