「メンタル不調になるのが普通」の時代
私は日頃から、免疫力を高めるような生活を意識していて、毎日しっかりと睡眠をとり、なるべく日光を浴びたり、自然の中を歩くようにしています。
風邪を引いた時は、あまり薬に頼ったりせず、しっかりと熱を出して、ウィルスを撃退するようにしています。
別に現代医学を否定するつもりはなく、必要があれば、それらを利用することもありますが、
人間にはもともと、病気を治す力が備わっていますし、免疫力を高めれば病気にかかりにくくなるので、そういう力をなるべく生かしたいと考えています。
そんな私から見ると、現代人は免疫力が下がることや、身体に悪いことばかりしています。
例えば、
・在宅ワークによって、日光を浴びる時間や体を動かす時間が少ないとか、
・「喫煙よりも寿命が縮む」と言われている、座りっぱなしの生活をしているとか、
・過剰な消毒によって、多様な細菌に触れる機会を減らしているとか、
・自然に触れる時間が少なくて、腸内環境を整える微生物を体内に取り込む機会が少ないとか、
・安易に抗生物質を取り入れて、腸内環境を破壊しているとか、
・睡眠の不規則によって、メラトニンの分泌を減らして、有害な活性酸素を増やしているとか、
・不安やストレスによって、自律神経の働きを乱しているなどですね。
心と身体は密接に関わっているため、身体に悪い生活をしていれば、メンタルのほうも少しずつ調子は悪くなっていきます。
もはや現代的な普通の生活こそが、心身を健全な状態に保つことを難しくしているように思えます。
だからこそ、意識して心と身体のケアを心がけることによって、ようやく正常が保てるのだと思います。
5人に1人がうつ病、もしくはうつ症状経験者と言われる現代において、
メンタルを病んだり、体調を崩したりするのは、それほど不思議なことではありません。
日頃の体調管理も大事ですが、そもそもの生活スタイルや環境がこんな感じなので、
調子が悪くなったとしても、それは普通のこととして、あまり自分のせいにせず、そして気に病まず、ゆっくりと休むことが大切ですね。