幸せと結果のバランス
人生には、
「何かを得ると、別の何かを失う」
「こっちを選ぶと、あっちを選べない」
といった、
トレードオフの関係を持つ選択がたくさんあります。
幸せと結果の関係も、
そういう関係にあるのではないでしょうか?
例えば、幸せを感じたいなら、何事も自分の好きなように、自由に物事に取り組んだ方が楽しいと思いますが、
そのやり方で、求める結果が出るかどうかは微妙なところです。
仕事で結果を出すとか、何かでプロレベルを目指すとか、売上や年収を上げるなど、他人の評価が関わるような、きちんとした結果を、ある程度の期限で出したいなら、
自己流で好きなようにやるよりも、結果を出した人の言う通りにやる方が、確率的にはうまくいくと思います。
ただし、結果を出した人の言う通りにやることは、ある意味では個性を脇に置くことでもありますから、個性を生かしたい人や自己表現欲求の高い人には、ちょっと苦しい場合があるかもしれません。
「自分らしくやる」
「自分がやりたいようにやる」
ということも、一つの個性の発揮の仕方であり、自己表現の一つだからです。
こういう人が、定石や効率を重視しすぎると、往々にしてやる気を失います。
ですから、自分のアイデアや創造性を大事にした方が良いとは思いますが、
やりたいようにやった分だけ、結果が遠ざかったり、結果が出るまでに時間がかかる可能性があることは、覚悟しておいた方が良いかもしれません。
なるべくなら、自分の考え方に幅を持たせて、自分にとってあまり本質的でないことに関しては、なるべく定石に従って取り組んだ方が良いかと思います。
長い人生、結果にフォーカスする時期も大切ですし、幸せに過ごす時間も必要です。
どっちつかずになるよりは、
「今は、結果のことはあまり考えないで、幸せを優先する」
とか、
「今は、幸せをちょっと脇に置いて、結果にフォーカスする」
などと、
その時々で、自分がどちらをとるのかをきちんと決めて取りかかるのが良いかと思います。
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