フェイジョア栽培No1の国コロンビア
コロンビアはニュージーランドの3倍フェイジョアを生産
雨が続いていたこともありフェイジョアについて色々しらべていると新しいことを色々と知ることができました。今までずっとフェイジョアの生産量1位の国はニュージーランドだと思っていたのですが、違っていたようです。
データを見つけた記事を忘れてしまったのですが、ニュージーランドの約3倍ほどコロンビアが生産しておりました。確かにフェイジョアの原産地は南米のパラグアイ、ウルグアイ辺りなどでニュージーランドよりは近いので確かになぁという感じです。
コロンビアがフェイジョア生産量1位ということを知って、コロンビアに興味が出たので色々と調べてみました。
コロンビア共和国
公用語はスペイン語。首都はボゴタ。西にアンデス山脈がそびえる南米の国です。コーヒー豆やエメラルドで有名。バラやカーネーションなどの切り花も生産。温暖な気候と豊富な日射量。
フェイジョアを栽培している県
コロンビアで主にフェイジョアを栽培している県はボヤカ、クンディナマルカ、サンタンデール、パジュデル、ヤウカなどで、どの県もアンデス山脈のふもとの東側であることがわかりました。
なぜ東側なのかというと太平洋からの湿った空気がアンデス山脈にぶつかり、西側では雨が多く降り、東側では雨が少なく天気の日が多くなるとのことです。また、アンデスの雪解け水は地下を通り、ミネラル豊富な水をフェイジョアに届けています。高原であることで人による汚染が少なく、土や水がキレイなのだそうです。
また、ティバソサ?(Tibasosa)という村では毎年6月にフェイジョア祭りを行っているらしいです。その村では色々な熱帯フルーツやトマト、カラフルなジャガイモが栽培されているそうですが、その中でもフェイジョアが特にお気に入りなのだそうです。
フェイジョアの原産地での様子
フェイジョアは原産地では「山野のグアバ」と呼ばれており、低木が細々と生えている高原に自生していたようです。手入れなど、されていないフェイジョアは伸びては垂れ、伸びては垂れを繰り返して藪のように固まって成長するようです。
私が見た原産地でのフェイジョアの写真ではフェイジョア以外は写っておらず、荒野のように栄養がなさそうな風景でした。フェイジョアは乾燥に強く、また強い日射にも耐えられる植物だということです。さらにフェイジョアが自生している高原では雪も見られるため、寒さにも強いようです。1年を通して気温の変化は小さく、その代わりに1日での気温の差が大きいようです。
フェイジョアは雨が少ない方が良い?
フェイジョアの文献で見たのですが、同じ条件でフェイジョアを栽培した場合年間の降水量が1200mmの場合と600mmの場合は600mmの方が収穫量、栄養、味など全てにおいて成績が良かったと言います。
日本全体での降水量はだいたい1700mmでかなり雨が多いということになります。私がフェイジョアを栽培している高崎では1100mmほどなので、この半分ほどでよいということになります。
また南米のフェイジョアでは10年以上育った木は1本で200kg以上の収穫になるそうです。条件さえ整えば、みかんと同じくらい大量に収穫できるということですね。
乾いた土地と温暖な気候、豊富な日射量と晴れ率、正常でミネラルが豊富な土。原産地により近づけることでより良いフェイジョアを沢山生産できそうです。
コロンビアのフェイジョアの写真を見ると…
コロンビアの市場や青果店で販売されているフェイジョアの写真を何枚か見てみたのですが…。
なんだか…。まずそう。
明らかに熟す前に木から、もいでしまったかのような見た目をしています。形もしぼんでいるというか、まだまだ大きくなれるのにもったいないって感じです。断面を見てもゼリーがほとんどなく、ゼリーになるはずの部分が白く未熟なのがわかります。
収穫後、追熟させて5日以内に食べるのが良いと書いてあります。またフェイジョアは長期間、保存できないとも書いてあります。
私はこのフェイジョアの追熟については、近年では懐疑的に思っています。結論から言うと「木で熟成する前に収穫をしてしまっているせいで、追熟させなくてはならず、保存期間も短くなっている」のだと思います。
現に私のフェイジョアは、追熟などさせなくても、とても美味しいですし、収穫後も2か月以上保存することもできます。
コロンビアの人達に私のフェイジョアを食べさせてあげたいです。正直言って、私のフェイジョアの方が100倍美味しいと思います。
おまけ
フェイジョアの品種は大きく2つに分かれ、ブラジルタイプとコロンビアタイプがあるそうです。ブラジルタイプは果実が大きく、コロンビアタイプは果実が小さいが甘いらしいです。
私が今回まとめた内容などは「feijoa Colombia」などで検索すれば見つかります。