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フェイジョア栽培で最も大切な事

フェイジョア栽培で最も大切な事

それは栽培する場所の最低気温が何度なのか?です。

フェイジョアの耐寒温度はマイナス10℃と言われています。マイナス10℃より寒い時間が長く続いてしまうと枯れてしまいます。

フェイジョアを栽培したいなと考えた時にまず一番に調べて欲しいのがフェイジョアを植える予定の場所の最低気温です。

大概は1月の下旬~2月の上旬ごろが1番寒くなります。この時期の2週間ほど、フェイジョアを植える予定の場所の温度を測ってみてください。

温度計によっては最低最高温度が分かる便利な温度計もあります。ない場合は日の出前後が一番寒いのでそのタイミングで温度を測ってみてください。

この時に、フェイジョアを植える条件と同じ条件で測ってみてください。

何日か最低温度を確認してマイナス10℃になっていなければとりあえずフェイジョアを植えても大丈夫です。ですが安心してはいけません。フェイジョアは植えたばかりの小さい苗の時期は、より寒さに弱いので暖かいことに越したことはないのです。

耐寒温度ギリギリのフェイジョアに起こる事

私のフェイジョア園では毎年、最低気温がマイナス7℃ほどになる日が数日あります。数年前までは何も対策をしていませんでした。寒さが直接の原因で枯れたのかはわかりませんが、毎年数本フェイジョアが枯れていました。今では1本も枯れることはありません。

また、寒さ対策をしていなかった頃と比べて、寒さ対策をすると春先の成長が段違いでフェイジョアが良い果実を沢山つけてくれるようになりました。

冬になると毎年枝先が枯れこみ、ある程度の大きさでとどまっていたのが、寒さ対策をしてからは枝先が枯れにくくなり、2mを超える大きさに成長しています。

フェイジョアの寒さ対策

・冬囲い…フェイジョアを不織布や藁などで囲む。
・有機物マルチ…フェイジョアの株元の地面を有機物でマルチングする。
・防風フェンス、ネット、生垣…冬の強く寒い風を防ぐ。

【ちょっと敷居が高い対策】
・ビニールハウス
・ガラスハウス
・室内管理、サンルームなど

フェイジョアの寒さ対策は以上でしょうか。
密閉空間で管理すれば1℃ほど軽減できるかと思います。さらに加温ができればもっと寒い地域でも栽培できるかと思います。

フェイジョアは寒暖差があるほうが良い果実がなる

寒すぎると枯れてしまいますが、フェイジョアの果実は寒暖差がある方が甘さが乗り、良い果実がなるらしいです。原産地のアンデス山脈の高原では昼夜の寒暖差が大きいようです。

寒さ対策をしてフェイジョアを育ててみてください

ということで、フェイジョア栽培で一番大切なのは最低気温です。寒さが厳しい地域では栽培が難しいですが、工夫や対策をすることでフェイジョアが栽培できます。

皆様も寒さ対策をしてフェイジョアを育ててみてください。


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