アフターセブン放浪記 第4回「インドカレーとモアイ像」


日本人なら誰しも、2ヶ月に1度くらいはカレーが無性に食べたくなることがあるかと思います。

そんな時に皆さんが食べたくなるカレーというのはどういうものでしょうか。
たいていの方は、スパイスと小麦粉を混ぜ合わせてもったりとした、いわゆる「カレールウ」がベースとなったカレーと白いご飯を合わせた「カレーライス」を想像なさると思います。

しかし今回の私は、いつもと違うカレーを食べてみたい…ということで
普段はなかなか足を踏み入れないインドカレーのお店に入ってみることにしました。

ということで、この日やってきたのは池袋駅東口から徒歩7分ほどのところにある「TOMBOY Cafe」さんです。
カレーだけでも多くの種類を楽しむことができるのですが、インド料理を楽しめる居酒屋という顔も持ち合わせており
訪れた日も多くの会社帰りの方が飲み会を開催していました。

しかし私はお酒を頼みたいという誘惑には負けずに、カレーのディナーセットを注文しました。
王道のバターチキンカレーとチーズナン、それにタンドリーチキンと飲み物が付いたセットです。

やはりインドカレーを食べるときは大きいナンが一緒だと満足度が大きく変わってくると思います。
今回はチーズナンで、ふかふかした記事にしっとりとしたチーズが合わさっていました。

バターチキンカレーも王道の味で、なかなか自宅では再現できない本格的なインドカレーでした。

私は外食する際はなかなか自宅では作ることができないものを優先的に食べるようにしています。
それはただ単に貧乏性な面が大きくて、例えばかけそばを食べるなら家で袋そばをゆでて自分で作った方が安上がりだと思うからです。
しかしこういったメニューはなかなか自宅では再現できない、もしくは再現しようとしてもレトルト頼りになってしまいおいしさを完全に引き出せないと思います。
だから、外で食べる際はこういったものを食べることでいい気分転換にもなりますし、満足度もより一層増すと思います。

そしてこういった所のマイルールとして「形にしっかりと合わせる」ということにこだわっているので、ワインやビールではなくカレーによく合うラッシーを注文しました。
今回のカレーは辛いものではありませんが、唐辛子系の辛み成分であるカプサイシンは脂溶性であるため水を飲んでも辛さは和らがない…というのは有名な話ですね。
ただそう分かっていても辛い物を食べるときはどうしても水に頼ってしまうのですが…。

こちらのお店は内装も異国文化を感じる装いになっており、店員さんも日本人の方は一人もいませんでした。
こういったお店の内装は実は重要で、お店の雰囲気によって食事の味もさらに磨かれると言っても過言ではありません。

ところで有名な話ですが、「インドカレーのお店は、実はインド人ではなく大半がスリランカ人が経営している」という説があります。
またお店のいたるところにモアイ像が置いてありましたが、モアイ像はインドとは特に関係があるものではありません。
さもインドっぽい佇まいをしていますが、あなたの本籍はチリ領イースター島です。

しかしカレーが美味しかった以上、私はそういう細かいことは気にしません。
「お店の雰囲気によって」と書いた通り雰囲気に合っているかが重要なのであって、言ってしまえば大体あっていればそれでいいのです。
細かいことを気にするよりも、メインコンテンツをシンプルに楽しめればいいということは人生を楽に生きる上で重要だと最近の私は思っています。

小さいことは気にせずに、心に余裕を持って生きていけるように過ごしていきたいですね。
この話もGWが挟まったせいでお店に訪れてから10日以上経って書いていますが、
記憶はしっかりしたうえでこの記事を書いているのでこれも些細なことです。

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