【微妙な決算】2025 Q2 Nvidia(NVDA)

結論: 買いではないですね。


決算の結果

売上高: $30.04B (予想$28.79B)
EPS: $0.68 (予想$0.65)

一応、全部クリアで良い決算の定義に当てはまります。

売上高、営業利益推移

 図1, 図2を見ると売上高、営業利益ともに伸びているのが分かります。しかし、私はこのグラフを見たときにあれっと感じることがありました。

図1売上高推移
図2Operating incomeの推移

Operating Profit Marginの縮小

 図1と図2を見たときにrevenueに比べてoperating profitが伸びていないのを感じました。実際にOperating profit marginを見ると減少にしているのが分かります。これは結構減速を感じさせられるものでした。

図3 Operating profit marginの推移

QoQの成長

 さらに売上高のQoQの成長を見てみます。今回の決算では2025Q3のガイダンスが出ていたのでこれも入れてみます。どんどん成長率が減速しいることが分かります。さらに2025Q3にはQoQの成長率が8%まで下がってしまいます。これは株価が低迷していた2021から2022の水準です。
 これでは、買おうとは思わないですね。決算で株価が下落したのも納得です。やっぱり、グロース株は売り上げや利益の成長率がどんどん加速していかないと魅力はないですね。

図4 QoQの売上高成長率

結論

 まあ、通常の決算で言うところのいい決算に当たりますが、これはNvidiaという特別な株です。みんなの期待がこべりついているのでそれだけでは満足できるわけがありません。まあ、空気を読んだ投資が必要だということです。正直QoQの売上高成長率が8%に落ちてくるのであれば魅力はないです。
 Google、AmazonがAIへの投資をそんなに増やすつもりがないことが決算のConference callからすでに分かっているので、今後売上高成長率が加速してくる状況も見えません。
 Nvidiaは買いではないです。


いいなと思ったら応援しよう!