【論文レビュー】米国の社会的分断に関する報道分析
こんにちは。初めましてNAOです。
社会学を専攻している日本の大学生です。
今回から、社会学に関連する論文レビューを学びメモとして、note記事を書いていこうと思います。
参考論文:
酒井 信, COVID-19と社会的な分断に関する報道分析とその方法論の研究, マス・コミュニケーション研究, 2021, 99 巻, p. 15-27, 公開日 2021/09/11
・報道分析をする際の2つの方法論
①量的研究:アルゴリズム上の中立に近い観点からニュースを解析する
②質的研究:個々のニュースの論調の差異を「目視」で分析する
わかったこと
新聞社のバイアスがかかるとはいえ、新聞社のデータベースを用いて、複数の言葉を検索にかけた絞り込みと、目視による分類による新聞の報道分析があること(それらが学術的に有益であるといえること)
参考)伊藤:2021
New York Timesの記事内容分析の結果、「coveid 19 divide」が含まれる記事の中では多い順に、政治的な分断>経済的な分断>民族・人種・出身国間の分断になった
コメント
今回は、その論文が扱う対象というよりもその方法論に興味があり読みました。読む以前には、新聞の報道研究は、中立的なアルゴリズムを用いた分析でないと意味がないのか、そんな問いが渦巻いていました。
必ずしも、それにこだわる必要がないという示唆はとても自分自身にとり重要なものとなりそうです
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