瞬発力は大事
どこの布数の家でもそうなのかもしれないが、愛知寮では毎月全体で心定めというものを定める。全員で何件の家を訪ねようとか、おさづけを何件取り次ごうとか、そういったものを紙に記載してお社の横に置く。
この心定めは神様との約束なので、簡単に破る事はできない。出来得る限りの努力をさせて
もらって、それでもできなければ改めて思案させてもらうということになる。
それくらい大切なものである。
今月は1日中にをいかけに回れる日がそれほど多くなく、月半ばときて思うほど件数が伸びていない。
件数と聞くと営業ノルマのような感じがするが、明確な数の目標があるとそれに届かせようと手を伸ばすので、総じてにをいがかかる可能性は上がる。
また、努力して心定めを完遂するところに神様からのご守護が頂けると考えるのがお道らしい。
ぼくは戸別訪問をメインでしているので、件数が伸びづらい。心定めに到達するため、やむなく声掛けにをいがけに変えることにした。
通りすがりの方に声をかけていって、路上でおさづけをするのだが、戸別訪問に比べれば話はしやすい。最初から相手の顔を見て話すことができるし、杖をついていたり、見た目で体の調子が悪いとかそういうことも判断できる。
簡単なことは別にいいのだが、楽なぶん戸別訪問のようなドラマやスリルがない気もする。
どんな人がでてくるかわからないからこそ、自分の瞬発性が試される。
そうやって、一瞬に魂をかけている方が布数師らしくて、ぼくの性格に合う気がする。
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この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんの時間に少しでも僕が関われたことが大変嬉しいです。次回の投稿もがんばりますので、よろしければ応援を。