BERの月にはホッコクアカエビを
ノルウェーの食べ物のなかで、今のところ(まだ1か月ですが)、これが一番!と感じているのがホッコクアカエビ。
BERのつく月(September, October, November, December) が旬と聞いたので、まさに今から美味しくなる季節のようです。
ホッコクアカエビとは?
タラバエビ科に属するエビで、日本では甘えびと言われる種類。なかでも北大西洋北部産のものは、ホンホッコクアカエビとも言われるようです。
10センチくらいの体長で、体全体が赤みを帯びていて、生食すると甘みがあります。英語では、Deepwater prawn, pink prawn などと呼ばれるようです。
面白いのが、オスとして成長したあと、メスに性転換する特徴を持っていること!大きく育って市場で売られているエビはほとんどメスなのだそう。
こちら、"Seafood From Norway" さんの動画↓ ノルウェーの自然を背景に、かっこよく作られてますね。
新鮮なエビはフィッシュマーケットで
ホッコクアカエビをゲットするのにおすすめされたのは、スタバンゲルの港街にあるフィッシュマーケット。
魚市場、と聞くと、たくさんの店が並んで早朝から活気のある通りを想像したのですが、スタバンゲルのフィッシュマーケット "FISKETORGET IN STAVANGER" は、おしゃれなレストランを併設した、こじんまりとした1軒のお店。
ホッコクアカエビは、水揚げされた新鮮なものが週に2回ほど入荷するようです。
家族4人であれば、500g もあれば十分ですが、地元の人たちはキロ買いしていきます。1キロ 4,000円くらいでした。
そのほかにも、その日に獲れた新鮮な魚がガラスケースに並んでおり、その場でさばいてくれます。
先日は肉つきのよいアンコウが並んでおり、食してみると淡白でぷりぷり、こちらも美味でした。
ホッコクアカエビの美味しい食べ方
ホッコクアカエビは、新鮮なうちに生食するのがたぶん一番美味しい。
殻が柔らかいので殻ごと食べてもいいし、頭の部分も美味しいので、チューっと吸い出したり、殻を剥いてカブっといってもいい。(家では私のお皿にエビの頭が集まります)レモン汁をかけて食べると、さっぱりした酸味が加わります。
余ったものは、みそ汁やスープに入れて旨味にしたり、パスタ、リゾットに入れるもよし。ちょっと多めに買っておくと、いろいろと調理に使えるので役立ちます。
週末のマジックアワーの時間に、ビールやワインを飲みながらバルコニーでエビを食べる。一番贅沢だなぁ、と感じる時間かもしれません。