確定拠出年金を78か月運用してみたら
FIRE(セミリタイア)を目指すうえで、外せない資産形成手段として確定拠出年金があります。企業型と個人型の2種類があり、個人型はiDeCoと呼ばれるものなので耳にしたことがある人も多いと思います。
私自身、米国株を中心とした株式投資の他に、78か月(6年半)にわたり確定拠出年金を毎月5万円ほど投資してきています。
今回はその運用実績を公開することで、確定拠出年金を始めていない人が、
①確定拠出年金はどれくらい得するのか?
②確定拠出年金のメリットは?
③老後までに2000万円貯めるためにどういう運用をすればいいのか?
を、理解できるよう紹介しています。
確定拠出年金はどれくらい得するのか?
これまでの掛金は約400万円で利益は約35万円ほど出ています。
利益率は約8.8%、運用利回りで計算すると約2.4%になります。
運用利回りは商品構成にもよりますが、分散投資をしていたので確定拠出年金を運用する機関の平均(2.2%)に近い成績になっています。
確定拠出年金のメリットは
一番のメリットは掛け金が非課税であることです。これまでの掛金400万円に対して税率(所得税+住民税)をざっくり25%で計算すると、約100万円が免除されていることになります。
これも含めると運用益は約34%(135万円の利益)という好成績になります。
2000万円ためるには
私の場合は5万円の掛金を15年間投資するとした場合、運用利回りは4%のパフォーマンスを出す必要があります。これまで平均2.4%だったので、投資商品を変える必要があります。
しかし、海外株式のインデックスを中心に運用すれば、実現できる数値という感覚があるので、2000万円の到達もそれほど難しくないと感じています。また、非課税となる金額もそのころにはトータルで300万円になります。
このように長期的に積み上げるメリットが大きい手段であることが、お分かりいただけたかと思います。
なお、掛金の上限は企業型と個人型で異なるのでご注意ください。私の場合は企業型のマッチング拠出方式で運用を行っています。
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確定拠出年金について、より詳しくブログでも紹介しています。推移グラフも掲載しており、元本割れ期間もわかるのでより参考になるかと思います。