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ポケトークが日本の治安を守るかもしれない話

今回は今までとは違った雰囲気の記事となりました。
ハッキリ言えない、言いたくないことを
汲み取っていただき、
最後までお読みいただけると嬉しいです。

先日、高級住宅が並ぶ都内某所での出来事です。
コンビニのカフェエリアで仲間たちと
打ち合わせをしていました。

なんとなく、視線を外にむけると、、
有名ブランドの服と同ブランドのカバンを持ち、
目深に帽子をかぶった、
両腕全体にに派手なタトゥーの海賊風の男性が大声で電話をしていました。
ブランド品からMr.Vと呼びます。

ちょっと、かかわりたくないなぁ~
と思いました。

ほどなく、店内に入ってきて、
FAXかコピー機のところに行ったと思ったら、、
こちらに歩いてくるではありませんか!

スマホの画面をみせて

「30円ください」
「自分は難民で5日前から何も食べてません」

みたいな内容が書かれていました。

おいおい、
ブランド品身に着けて、
アップルウォッチして、
ナイキのハイテクスニーカー履いてて本当か?

すると仲間のH君がポケットから20円だし、、自分が10円をたして
彼に手渡すと、、

Thank you と一言残して複合機のほうへ戻っていきました。

もう一人別の仲間のM君と、あれ本物か?
みたいな会話をしているとMr.Vが戻ってきて、
20円を渡した仲間H君と話し始めて何やら英語の書類をだして
説明しはじめました。

なんとなく聞き耳を立てていると、、
どうやら”難民”のようです!

難民の方を見るのも初めてでしたし、
身なりのも全然六本木あたりにいる外国の方と変わらず
正直驚きました。

元軍人さんで色々な事情で難民になったようです。

日本の公的機関に呼び出されて、
難民申請手続きしに行こうとして迷子になったようです。
さらに悪いことに、その施設の開業時間が終わってしまい。
野宿を余儀なくされそうな状況でした、、。

自分も何枚かの書類を見せてもらい、
事実と確信した時、
最初は寸借詐欺かと思っていた罪悪感もあり。
とても恥ずかしい思いが沸き上がってきて、、

「バリの兄貴ならどする?」と自問してから
Mr.Vに
「おなか減ってるんだよね、好きなの選んでいいから、行こう」と声をかけて
店内を一回りしまし、コーラとサンドイッチを購入して渡すと、
H君の隣に座り、ゆっくりと食べ始めながら
目的地までのルートの説明を聞いています。

しかし、そこに行くのは明日、
今日手続きができなかったのでMr.Vの野宿は決定な訳で、、

自分にもまして人情派なH君は
地元民でもあったので、
自分のコネを使って
彼のために今夜の居場所を探し始めました。

自分も慈善団体を検索して電話してみましたが、
時間が遅かったのかどこも繋がらない、、

区役所に問い合わせしても、、全く要領をえず、、、
H君の知り合いの宗教団体のお偉いさん?が
最後の希望だったのですが、
不動産の賃貸契約的に、、アウトのことで万策尽きた感じです。
杓子定規かよ!って正直思いました。

僕らの心に敗北感が広がっていきました。
Mr.Vにどうやって見つからなかったことを伝えようか考えていた時、
H君が、自分の車の中で寝るという提案を彼に話しました。

しかし、
Mr.Vはここから歩いて5時間の公園に荷物を隠しているから
自分はそこに帰るよ、いろいろと出助けしてくれてありがとう。
と言ってコンビニを出ていきました、、。


Mr.V、見た目は海賊みたいでしたが、
とてもまじめで紳士的でおだやかに話す人でした。

今後日本に難民が増えることは容易に想像ができます。
コミュニケーションすることで、
助け合える可能性が高まりますし、
なにより犯罪率が低くなると思います。
コミュニケーションは人と人の距離感を縮めます。
日本人に人情が残っている限り、
困った人をほおっておけない精神がある限り、
それは、まわりまわって、自分たちに帰ってきます。

恩を仇で返されるようなことは
あってはならないし
絶対に注意は必要ですが、
日本を、日本人の文化をまもり日本であり続けるには、
人情大国に目指すべきだと考えます。

話が広がりすぎましたが、、
はじめに言葉ありき。

人と人をつなぐのは言葉です。
言葉の壁を超えることができれば、
そこに集う人たちの心の壁も低くなり、
今回のように見た目のバイアスから解き放たれることができる。

とても悔しく、無力を感じた経験ですが。
改めて、コミュニケーションの大切さを心に刻むことができました。

今日の今日の問題に即時対応できる行政力を望んでやみません。

お読みいただきありがとうございます。

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