人生いろいろ、車掌もいろいろ

片道50分のJR電車通勤生活、もうすぐ2年になります。
ウィークデーは毎日電車に乗るんですが、当然車掌さんが車内放送をします。

車掌さんによって、内容はともかく、車内放送のセリフが違うんですね、意外と。
言いまわしの違い、ということですかね。
注意するポイントが違う、と言いますか。

お若い方は、言うことが細かい(ていねい)です。
特に若い女性車掌さん(今はたくさんいらっしゃいますね)。
当然マニュアルがあるのでしょうが、ホームとドアの間のすき間に気をつけろ、込み合っているから一歩中へ入れだの、リュックは降ろして手に持つか網棚の上にあげろだの…
これは早朝行きのラッシュアワーでの車内放送です。

ちょっとびっくりしたのが、ある若い女性車掌さん、出発直後「次は○○、○○です」ってところに終点の駅名を入れっちゃたこと。
人生で次の駅の放送を間違えたのを聞いたのはこの1回だけ。この春のことでした…
新人さんだったのかな?

なんか悪口みたいになっちゃいましたが、他意はございません。
女性車掌さんは、マジメな方が多い印象です。

いっぽう若い男性車掌さんは、能吏というか、そつなくよどみなく流れるように話すきがしますが、これも朝です。
能率的、ビジネスライク。

自分の好みの車掌さんは、帰りでたまにいっしょになる、ベテランの男性。
おそらく勤続30年は越えてるんじゃないか。
あまり余計なことは言わない(帰りだからか…?)。
主な駅の到着予定時刻を放送するタイミングが、絶妙。
速度とか走行の状況が、うるさくなくて聞こえやすいタイミングな気がします。
何十年も同じ路線走っているから、この路線は自家薬籠中だ、って感じなんですね。
聞きやすいし、こうるさくない。
といって、手落ちもない。
まるで、ベテランの噺家のようだと感じ入っている次第です。

今日の夕方、このベテランさんと久しぶりに同乗しました。
どういうシフトになっているのか、同乗できるのは月1回かふた月に1回くらいかな。

この方は朝いっしょになったことはございません(?)
いやいや、こう書きながら思い出してきましたが、朝も1回は同乗があったかも。朝の「さばき方」も見事だった気がします。
さすが、と思いました。
















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