差別構造の事例 その3 ~特別と普通~
差別を生みたい教員などいない
教室内に差別構造を意図的に作ろうとしている教員を見たことはない。
それを意図する教員などいないだろう。ごくごく一部の例外を除き、教員は善意の人だ。
また、差別構造による荒れは、2000年ごろに問題となった「いわゆる学級崩壊」とは様相が異なる。その頃の荒れは、児童から「見切りをつけられる」ことが原因だ。
差別構造を作ってしまう教員は、ある程度の力量を持っているか、もしくは児童に人気があるかのどちらかだと私は考えている。なぜなら、児童への影響力が皆無だったら、教室内に何某かの構造を作り出すことなどできないからだ。
それでもできてしまう。それが恐ろしいのだ。
純粋だけれど、ナイーブ
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