展覧会レポ:ガーディアン・ガーデン「岡﨑ひなた展"空蝉ミ種子万里ヲ見タ。"」
【約1,800文字、写真約15枚】
銀座のガーディアン・ガーデン(以下:GG)で開催している岡﨑ひなたさんの個展に行きました。その感想を書きます。
結論から言うと、銀座に行った際はサクッと立ち寄れるためおすすめです。良かった点は、1)コンパクトな規模感、2)無料、3)岡﨑ひなたさんの映し出すノスタルジックな日常感でした。リクルートが運営しているので、クオリティに一定の安心感がある点もポイントです。おすすめ度は★3。
▶︎ GGへのアクセス
GGは銀座7丁目にあります。銀座ウエスト本店の近くです。入り口が分かりづらいですが、大通り沿いを歩いていると見つかります(私はビルの裏に回ったりするなど、少し迷ってしまいました)。
▶︎ GGについて
GGとは、
要は、リクルートHDが運営する「若手アーティストを発掘するコンペティションギャラリー」とのこと。一部屋で構成されており、面積は約53m²とこじんまりとしたギャラリーです。GGは、ヒューリック銀座7丁目ビルの地下1階に位置しています。2012年にリクルートがヒューリックに銀座7丁目ビルを売却した後も、ヒューリックから賃貸を続けているようです。
リクルートといえば、リクナビやゼクシィ、タウンワークなどを思い浮かべます。印刷物やweb媒体のビジネスは、お客様の目を引き、分かりやすく伝えるデザイン性が必要不可欠。業界を発展させるために、このようなギャラリーをリクルートが運営するのも納得感があります。
▶︎ 「岡﨑ひなた展"空蝉ミ種子万里ヲ見タ。"」
今回の展覧会は、第25回写真"1_WALL"グランプリ受賞者個展です。"1_WALL"とは、2009年より開始したGG主催の写真とグラフィックデザインのコンテスト。そして、今回で最後らしいです…。
写真には、和歌山の獣、植物、人、魚、海、山が映されています。この当たり前の風景や自然はどこか懐かしさを覚えます(私は勝手に日常系と呼んでいます)。私は今、東京圏に住んでいますが、私も似たような場所の近くに住んでいたことがあります。東京圏は便利で欲しいものは簡単に手に入ります。しかし、この和歌山のような自然も好きです。
彼女の写真を見ていて、さまざまな場所の価値観や感情を知っていることが大切だな、と感じました。私の子供にも色んな場所に連れて行くことで、何かしら感じる後押しをできたらいいな、と思います。
▶︎ まとめ
いかがでしたでしょうか。私は初めてGGに行きました。無料だし、一部屋でサクッと見られるのでおすすめです。リクルートが運営しているのも、一定のクオリティが担保され、安心できるポイントです。銀座に行く際は是非!