【人日(じんじつ)の節句に七草粥】
今日1月7日は「五節句(ごせっく)」のうちの一つ、「人日(じんじつ)の節句」ですね。
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「五節句」というのは、奈良時代に中国から伝わった、奇数が重なる日をめでたいとした考えです。
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そもそも「節句」とは、季節の変わり目に無病息災・豊作・子孫繁栄などを願って、お供えものをしたり邪気払いを行ったりする行事のことなんですが、
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この日には、奈良時代以前から、日本の宮廷において節会(せちえ)と呼ばれる天皇のもとに群臣を集めて行われる公式行事(=饗宴を伴うもの)が開かれていました。
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昔はたくさんの節句がありましたが、そのうちの5つを江戸幕府が公的な行事・祝日として定め、
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①人日(じんじつ)(=一月七日)、
②上巳(じょうし)(=三月三日)、
③端午(たんご)(=五月五日)、
④七夕(しちせき)(=七月七日)、
⑤重陽(ちょうよう)(=九月九日)
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の5つで、現代に伝わる五節句となりました。
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まぁ、いろいろ変遷はありますが、大元は奈良時代以前から始まっているとすれば、約1300年間 続いている行事ですから、
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その大河のごとく流るる歴史の一端に、21世紀に生きる我々も参加しているのだと思うと、毎年 感慨深いものがありますな。
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というわけで、元高校日本史教師、しかも古代史が専門のママに長々とウンチクを聞かされながら(笑)、
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今年も我が家は家族が揃った夕飯時に七草粥を食べたのでありました。ごちそうさまでした(´ч`)ペロリ
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