ロマンの町ナスカ
ナスカへ到着
7月某日
朝6時すぎにバスの中で目を覚ます。
暑い、
夜はありがたかったヒーター、
今は太陽の光が燦々と照りついているので
そろそろ切ってもらいたい。
と耐えながら
10時半ごろにナスカ到着
我々の乗っていたバスは
リマ行きだったので、ここでおさらばして
11時ごろにタクシーゲットして宿へ
チェックインした後
すぐ散策へ出かける
カルロスというペルー人に
営業トークを受け
1人50ソレス(2000円)で
展望台、美術館2つ、丘などに連れて行ってくれる
ことになった。
MUSEO MARIA REICHE
その後、お昼を
ドライバーさんと3人で食べた。
MIRADOR
そしてまた塔のところに戻る。
正直ここは人も少なくて
ロマンは最高で
この旅で一番感動しました。
Museo Arqueológico Antonini
続いて考古博物館へ
やはり、解説ありの方が
色々理解しながら見れるので
100倍楽しめます
ホテルに戻る
ナスカは観光名所がコンパクトに収まっていたので
1日で色々見て回れたのと、
美術館好きな自分にとっては2か所も行けて
それぞれ内容も良く、
大満足な一日でした。
ちなみに
私の父のPCデスクトップ(当時は画面が相当分厚いやつ)は
ナスカの地上絵(ハチドリ)で
よくパソコンで年賀状作るときに隣に立って
そのハチドリを幼少期から見つめていたので
それがある地に実際に行ったなんて
感慨深かった。
夫婦での旅行、海外移住について
その日は宿に戻った後、
「もう観光はやり切った
そろそろ日本帰ろうぜ~」、という結論に至る。
世界一周できる人ってすごい、
私は数か月でお腹がいっぱいになって
最後の方は観光地疲れ、移動疲れを発症していた。
そして、日本でもうすぐ
ラーメン食べれるのかぁ、と思うと
テンション上がって
格安航空券など探しているうちにその夜は寝落ちした。
私は大学・就職と18~26歳の8年間
海外に住んでいた。
彼はブラジル生まれ&育ちで
日本は4年目。
ということでお互い日本&外国での
酸いも甘いも、をある程度経験している。
正直、知れば知るほど、
どこに腰を据えようか迷う。
(据えないのもアリなのかもしれないが)
海外と日本
それぞれ最高ゥ↑↑な部分があるからだ。
家族や友人との距離、食事、治安、ビザ、自由さ、雰囲気、就職、経済、休日の多さ少なさ・・
もちろん時代によって内容はどんどん変化していくし
自分たちの価値観も変わっていくだろうし、全ては流動的だ。
何はともあれ、今年結婚したので
相手の故郷であるブラジルも見てみたいし
コロナでずっと行けなかった国外に
パーッと行きたい、というモチベーションで
はじまったこの旅。
パーッと・・の中には
日本社会の建前とか空気に少し疲れたような感覚がお互いあって
少し息抜きがほしい、という気持ちも少なからずあったと思う。
ただ、どの社会にも生きづらさは有るので
日本が完璧でないのは当たり前で、
馴染めなくてもよし、とは思っている。
出発前から世界一周しているバックパッカーの
YouTubeを見たりして
インスピレーションをもらいながら旅行を始めた。
旅行最高、それぞれの地での人々との出会い最高、
という部分は飛ばして
出発してから感じたのは
思ったより南米旅行には体力が要った
標高が高い所、インフラが整ってない所、
まず国が大きすぎて移動にも体力が要る。
そしてアラサーの自分、まだまだ頑張れるが
18~20代前半の時とは体力の違いを感じた。
治安
夜ふらーっと1人で散歩というのは
憚られる国やエリアが南米には多く
話には聞いていたが今回「実感」した。
言語
英語は通じないことの方が多く
ポル語&スペイン語は相手に頼りっきりだった。
やはり自分でコミュニケーションをとりたい。
次回はもう少し言語を勉強してから来たい。
↑と大きく分けて
上の3つを感じた。
そんなこともあり、
+ 相手の貯金少ない問題発覚
(これもブラジル人あるあるということにしておこう)で
出発前はもっとダラダラ南米にいるのかなぁ、と想像していたけど
色々話し合い、出発から3か月後の
このタイミングで一旦日本へ戻ることにした。
そもそも一人だったら勇気が出ず
ブラジルなんて行けなかっただろう。
と同時に夫婦だからこそ
決断が複雑化した部分もある。
例えば南米の後に
他の英語圏の国にお試しで行ってみる、というのも
選択肢に入っていたのだが
ビザ
やはり持っているパスポートが
ブラジルと日本だと条件が違いすぎる。
我々の場合、去年からギリホリも考慮していたが
相手はワーホリ提携国がかなり限られており
オーストラリアの抽選・選考も挑戦したが
狭き門でゲットできなかった。
ブラジル人の場合、
オーストラリアへは観光で行くにしても
ビザを申請せねばならず
少し旅行に・・と思ってもハードルが上がる。
それぞれの国に対する情熱
移住となるとその国での就職、文化、経済状況に納得できるか、
何よりその国が好きか、気候や生活スタイルなんかが
肌になじむか、って大事だ。
お互い、経歴が違えば価値観も違う。
双方の条件がある程度合う国を見つけるのは
至難の業(´・ω・`)
他にも、夫婦とかに関係なく
以下のことは頭をよぎった
国の情勢
戦争とまでは行かなくとも、
大統領や政策が変わったばかりで
これからの情勢、国として成長・衰退どっちに向かってるのか
分からんという場合は
「移住するにしても今じゃないな・・」と保留してしまう
円安
これは一番の理由にはならないが
円安によって海外生活のスタートを
後押しされなかった部分もある
そんなこんなで旅行中は
ここまで言語化や分析ができず
色々むしゃくしゃした感情を抱えながら
終えたハネムーンでした。(笑)
まぁ今回の旅行をきっかけに
また海外で住みたいなぁ、という気持ちが
沸々と湧いてきた。
この移住テーマは、完全には正解が出ない気がするので
これからも自分そして相手と
対話を続けていこうと思いまふ。
ナスカ出発
ナスカに話を戻し、
ナスカでの一泊を終え
イカ経由でリマへ向かうことに。
今回はオンラインで
Cruz de surのバスを予約してみた。
車内快適すぎた・・。
南米最後のバスがCruz de surで良かった。
これに最初に乗ってたらそれはそれで
他社のバスに幻滅していただろう。
そういう意味でも、最後でよかった・・(笑)