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NAOSHIYA CUSTOM FACTORY 「POWER GRID」発売

旧店舗で夏前の発表時から
非常に反響のあったプロダクトが
新店舗にて入荷しました。

と言っても
まだ新店舗はオープンしていません。

数名の常連さんが遊びにきてくれまして
現在は試運転をしている状態です。

予約分は昨日から発送していますので
到着をしばしお待ちください。

と言っても、
現実的にこのアイテムはまだ着れません。

北海道、東北地方でも非常に寒い地域の方でも
まだ早いようなプロダクトとなります。

新店舗のあきる野市は
これまで生活していた首都部よりも
2〜3°は冬の気温が低いそうです。

雪はそれほど降らないようですが、
路面の凍結が多いと聞いています。

底冷えしそうなイメージがありますので
その対応として昨年から準備していたのが
POLARTECの「POWER GRID」を使用した
このカットソーとなります。

ホワイトとグレーの2色展開。
M〜XLサイズの3サイズです。

販売ページに書きましたが、
この形になるのにかなりのサンプルを制作して
やっとこの形に決まりました。

トレーナーとサーマルの中間みたいな形です。

元々はインナー用に作っていましたが、
ある程度の単独着用も考えてこの形にしました。

強烈な個性が写真ではあまり伝わらない…

この業界長いですが、
こんな服は見た事ありません。

厚着が嫌いなので冬でも3枚しか着たくない。
そんな私の作る究極の一枚です。

この素材はフリースで
サーマルを作ったような構造ですが、
別次元の性能です。

表面の機能と、裏面の機能が明確で
生死に関わる山岳スポーツでの着用をされている
そんな特別な素材です。

昨年の秋にポーラテックの生地サンプルを見て
おったまげたのがこの素材。

「POWER GRID」

どこかで見た事あるような?無いような?

元は白と黒の展開予定でしたが、
冬の乾燥肌はカサカサが黒系は目立ちます。

うちのお客さんはおじさんばっかりです。
清潔感が絶対に大事なので黒は辞めました。

そこで決めたのがこのグレー。

グレーと言っても
表がグレーで裏はホワイト。

このツートン感をプロダクトに
生かしたいと思ってこのスタイルです。

冬は特にですが、
首を冷やさないのが重要です。

蒸れにくく、暖かいこのフカフカ部分が
首を保温してくれます。

手首も大事です。

うちの服は筒袖が多いのですが、
理由は重ね着時の袖先大渋滞を最小限にする為です。

今作はリブも小さくして
ゴワゴワを緩和しています。

表と裏の質感が切り替わる
この部分は不思議な見た目です。

ボディが滑らかで重ね着にも向いています。

防風性を持ち、蒸れも起きにくい特殊構造です。

何よりも裏側のこの質感です。

この面でも蒸れにくいように
通気性と保温性のコントロールをしてくれます。

もともとはいわゆるアメカジ畑の人間ですが、
昔よりも今を大事に物作りをしています。

今の文明で作られた最新の生地は、
現代人の生活を豊かにするギアになる。

古きを追う事も大事ですが、
その先には絶対に今をどうするのかが
作り手には必要な能力だと思っています。

同じ東京都ではありますが、
23区からあきる野市に移ると決めてからの
制作プロダクトには性能を特に意識しました。

イメージだけですが
新生活に必要だと思ったギア。

それがアメリカの素材で作る帽子だったり、
ポーラテックのパワードライで作るTシャツや、ロンTだったり。

寒いと聞いていたので
底冷えと戦うプロダクトとして必然的に
日常着となるパワーグリッドのプロダクトとなった訳です。

近所の方には
何やと聞かれると説明が難しく、
服屋だと伝えていますが
厳密には服屋だが服屋ではない。

仕入れた服を売るのが服屋ならば
うちは自分で着る服を作って売ってるお店。

それに適した言葉がないので
けっきょくは服屋。

自らのバックボーンを感じていただけるような
商品構成と、縫製技術を活かした自社プロダクトの加工。

新店舗のオープンは日程決まっていませんが
そろそろ近いと思います。

昔のアメリカンカジュアルと、
アメリカの最新素材で作る現代服。

自ら縫製する小物もアメリカの材料で作っています。

明日には什器が1つ届いて、
未定ですが試着ゾーンの製作が終われば
(仮)レベルではありますがオープン予定です。

11/3(日)は厚木のスワップミートにも
ラフさんと出品しますので慌ただしいスケージュール。

リニューアル今しばらくお待ちください。


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