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予約商品 墨染のストライプ

今回の日本生地企画は2色の展開です。

本当は3色でしたが、
この企画特有の問題がありまして
1色はボツとなりました。

ボツと言いますか、
今では無かったという事です。

この生地はいわゆる日本の生地屋さん
正確に言うと織物屋さんが作っています。

いわゆる生地は織り機で
すごいスピードで織られています。

今回採用してる生地は昔ながらの伝統的な作り方で
旧式シャトル機を使っているので
一日最大30mしか作る事ができません。

糸も染めから手作業という事もあり、
欲しい生地がいつもストックされている訳では無いのです。

もう1色は現在のストックがなく、
最短で来年の2月に生地が完成するスケジュール。

と言う事は
4月ごろの納期に間に合わない。
そんな理由でプロダクト化のタイミングでは無い。
と言う事になりました。

もう何年振りでしょうか?
5年ぶりかもしれません。

物凄い反響で即完売となった墨染のストライプ。
少しだけ仕様変更して作ります。

この生地も青のカスリと同じように
日本のコットン生地としては最高レベルと
言える素晴らしい生地です。

日本とアメリカを融合した服の
ほとんどは切れない服です。

そうならないように
アメリカ服になるように日本生地を使う。

アメリカにも1920代前後にこのような
ストライプの薄手のコットン生地があります。

それは薄手で軽い生地。

この生地はそれとはぜんぜん違います。

空気を多く含んだこの生地は
とにかく軽くてサラッとしてる。

サラッとしてるのに
ざらっとしてるのが凄い。

ジャパニーズネップとでも言いましょうか
触った瞬間に高級である事が分かります。

うちのピスネームはコットンで作っているので
このプロダクトにも良く似合う。

ボタンはベースのイメージである
60年代中期のアメリカ軍採用ボタンの
ほぼ完璧なレプリカ。

縫製は写真では茶色っぽい生成り。
1stロットはこれでした。

今回のプロダクトでは
より奥行きが欲しくてグレーの綿糸にします。

この綿糸は当店が
オリジナルで制作してる綿糸です。

うちの規模で糸まで作っているのは
こだわりであります。

この生地も特別です。
確保できた生地量が決まっています。

制作枚数が決まっていますので
先行予約で制作サイズを絞り込む。

皆さんが協力してくれる事で
ロスがなくせます。

企業努力としてその分、
販売価格は利益を減らして圧縮しました。

先行予約しないと出来ない価格設定です。

全ての金額が上がっていますので
昔の価格で販売出来るプロダクトは1つもありません。

それを販売価格に転換するから
お値段以下の商品しかマーケットにはありません。

うちのプロダクトは物好きが、
物好きの為に作る服。

プロダクト作りは1円もケチっていません。
これがうちのプロダクトの自慢です。

日本最高レベルのコットン素材を使って
国内の縫製工場さんで縫ってもらう。

「ALL JAPAN」でございます。

こちらも縫製は綿糸のシングルステッチ。
ハギは最小限で贅沢に使っています。

オールドアメリカンテイストでありながら、
上品でサラッとした着心地。

当店のプロダクトでしか味わえない
日本の気候にフィットする現代服です。

店頭で現物確認ができると言われても
オープンしてないじゃないか!

はい。
もう開けます!

木曜日には間に合いませんでしたが
金曜日には開けますかね。

改めて店舗情報と含めて
明日にでも新店舗の住所を告知いたします。

よろしくお願いいたします。

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