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予約商品 日本の伝統生地で現代服を作る 青カスリ
新店舗のオープン準備も
そろそろと言いながら数日。
早ければ明日にでもと思っていましたが
やはり終わりませんでした。
完全なる準備の終わりではなく、
何となくこのくらいかなって思ってる
ところまでを目指しています。
その辺の線引きも曖昧で
フワッとしてしまっています…
こんな性格でして
プロダクトの制作以外は
決め事が苦手です。
ここまでオープンが伸びたのも
やる事だけは毎日多いんです。
店舗の準備はもちろんですが、
来年の制作アイテムが移転準備で数ヶ月
ストップしていました。
これのまとめとか、確認とか、
新プロダクトの準備とか…
これまでのアポイント制でも
全く暇のないスケジュールでしたので
お店をオープンするとなると
久しぶりすぎて未知の世界です。
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そんなタイミングで来年の春物スケジュールが
やっと決まりましたので新作の予約をスタートします。
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「日本の伝統生地で現代服を作る」
これまでに別のプロダクトで
何度か採用した好きな生地です。
この青カスリですが、
眺めていると日本的な柄なのに、
デジタルカモに見えてくる。
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色が深すぎて写真では
絶対に雰囲気が伝えきれない。
この生地は昔ながらの製法で作られています。
糸を染めるところから始まり、
旧式シャトル機で織られています。
1日に最大で30mしか織れない
特別な生地であります。
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藍染めのブルーが深い。
色落ちも出ますので着込む事で
とてつもない雰囲気になります。
合わせるボタンは
40年代のアメリカ軍USNAVY採用の
ダークネイビーボタンのレプリカ。
ほぼ当時の配合で作られる
スーパーマニアックなボタンです。
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60年代中期の民間2ndユーティリティを
ベースに再構築した当店オリジナル型。
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日本の伝統的な生地で、
ミリタリーシャツ型を作りました。
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大きめの胸ポケットは
大きめのスマホも入ります。
現代人が着る服の形になっています。
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色味がすごすぎて
写真でお伝えできないのが
非常に残念です。
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余談ですがこれまでは
6年前の最新スマホ「IPhone10」で
撮影した写真を使っていました。
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流石にって事で
先日、「IPhone16 pro」に機種変更。
これで写真のレベルが
格段に上がると思っていました。
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残念ながら重要なのはスマホの性能ではなく、
撮影者の技術と感性だと痛感しております。
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うちのお客さん達は分かっています。
商品の写真より、
良い物が届く可能性がほぼ無い
現代のオンライン商売。
うちは逆です。
写真よりも現物の方が良い事を。
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このシャツは余計な事をしていません。
シルエットと、素材の良さを味わう服。
コットンの服が天然の機能素材である事を
忘れるほど質の悪い現在の服。
このシャツは違います。
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生地の厚みもあるのに圧倒的に軽い。
サラッとしてる質感と、逆であるざらつき感。
この風合いの凄さは
この生地でしか味わえない凄み。
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プロダクトにした時の
インパクトは格別であります。
当店の服の特徴として
シングルステッチで縫う事と、
最小限のハギで構成しています。
縫製箇所の少なさは着心地につながります。
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この藍染めの藍色に規則的に
不規則に走るかすり柄。
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日本の伝統的な生地は
一般的なシャツ生地の5倍は値段がします。
着てる側からしますと、
5倍どころではない着心地です。
乾くスピードの速さも別格ですので
梅雨時にも最高の生地です。
真夏にシャツを着る方にも
この素材は最適でございます。
現物は店頭でご確認いただけます。
オンラインには先行で掲載しました。
皆様、よろしくお願いいたします。