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〜秋田秘湯温泉小旅行記〜

今回は、学生時代の友人と東北の山奥の温泉郷に行くことになった。
場所は秋田県にある乳頭温泉郷。

実は自分は、温泉がこっそりと好きで、乳頭温泉は是が非でも言ってみたかった温泉郷の一つ。
温泉の中でも落ち着いた雰囲気の場所にある温泉が好みなのだが、乳頭温泉は山奥の豪雪地帯と言われるところにあるまさに自分好みの温泉郷だ。
さらに冬の時期に行ったので、あたりは一面雪化粧。
話し声も、雪に吸収され全く響かない。冬の時期の写真をホームページで見てこの時期がいいと決めていたのだが、まさに冬の雪の季節がこの温泉郷の魅力を最大限引き出してくれていると思う。


鶴の湯への道

ご存知の方も多いと思うが、乳頭温泉には「鶴の湯」「妙乃湯」「黒湯温泉」「蟹場温泉」「孫六温泉」「大釜温泉」「休暇村乳頭温泉郷」の7つの湯がある。
今回の旅では、7つの湯のうち5つの温泉に入った。

面白いのは、ほとんどの温泉が歩いて行ける距離にあるにもかかわらず、一つ一つの温泉に個性があり、毎回楽しませてくれた。


蟹場温泉

印象に残った温泉を一つ挙げるとすると、「蟹場温泉」だ。
ここは、受付の建屋から、およそ50m進んだ先にある混浴の温泉。
温泉までの道は冬の時期になると完全に雪道になっているので、注意しながら歩かなければならない。

気になる湯加減は、ぬるま湯で肌がツルツルになるような泉質。
(調べたら重曹炭酸水素泉というらしい)
けして暖かいまではいえないが、いかんせん外の空気が冷たいので、抜けるに抜けれない。かといって長湯していてものぼせない絶妙な温度感なので、いつまででも入っていられるなんだか計算し尽くされた温泉だ。
#一日中入っていられるかも

さらに蟹場温泉には、メインの露天温泉の他にも内風呂もある。
木の香りを感じながら入ることができる「秋田杉の木風呂」
寝ながら入ることができる「岩風呂」

内風呂は露天風呂と違い、長くは入ってられないほど熱い。どこも源泉掛け流しなのだが、こんなにも近いところにあるのにこんなにも温度が違うのは驚きだ。
どちらの温泉も素朴で心身ともに疲れが取れる最高の温泉だった。


妙の湯

今回の旅では、もちろん乳頭温泉のメインとも言える「鶴の湯」にも入ってきた。
ここは、ほかの温泉と違って日帰り客も多いのか、多くの人で賑わっていた。
少し観光地感がって、落ち着いた雰囲気ではなかったけれど、優しいお湯で、いつまでも入ってたくなる泉質だった。


そうそう。今回乳頭温泉に行ってきて思ったのは、全部ではないが混浴の温泉が多くあったことだ。
今まで自分が行ってきた温泉は、混浴はあまりなかったのですごく新鮮だった。
特に「妙乃湯」は、混浴の温泉の入り口にひっくり返せる看板が設置されていて、時間制限はあるみたいだが、一時的に混浴の温泉を貸切にできるみたいだ。
なかなかそとのお風呂で男女ではいうことはないが、こうやって往来ベートな空間にできるんであれば、一度男女で入ってみたい。
どうなるかはわからないけど、とてもいい思い出になるんじゃないかな。
もちろんファミリーで入る人も多くいるだろうし、使い方は人それぞれいろいろあると思うが、このシステムは本当に名案だと思う。


というわけで、今回は冬の乳頭温泉に行ってきたわけだが、本当に素晴らしい温泉で帰ってきたいまも、乳頭温泉に入りたいと思う毎日。
耐えきれず、ホームページにあるPR動画をみて入った気分にもなっているほどだ。
ここでは紹介しきれなかったが、休暇村の温泉で夜中に雪が降る中傘を差しながら温泉に入ったことや、大釜温泉の強酸性の温泉に長湯をして体が痺れてきているにもかかわらず、なぜか我慢くらべがをしていたことなど、いろいろなお思い出を作ることができた。

秘湯も秘湯なのでそんな簡単には行くことはできないが、まだ7つ全ての温泉に入ることもできていないし、また訪れてみたいと思ってる。


蟹場までの道
大釜温泉

#乳頭温泉 #温泉

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