日本城郭検定3級合格!!アラフォーおじさんの勉強法とは。
去る21年6月13日に日本城郭検定3級を受験し、無事合格しました。
自分の名前には"城"の字が使われており(大阪城の築城400周年だったからとか)、嫁さんが城好きで結婚する前は姉妹で城めぐり旅行に行ったりする歴女だった、という程度には城と縁がありました。
が、私自身はあんまり旅行が好きではなかったというのもあり、城を巡る、という事に興味を持っていませんでした。
そんな私が日本の城に興味を持つようになったのは、1年ほど前、タイのバンコクでの駐在が終わって日本に帰国した頃からでした。
タイにいた頃は、観光でアユタヤ、スコータイ、チェンマイの寺院等、仏教をベースでありつつヒンズー教の影響やら色々な文化がミックスされた建築物に魅了されていました。他国の文化に触れる一方で、自分の国の事はあんまりわかっていないなと思うようになり、母国の歴史的な建造物とはなんだろうか?と思った時に思い浮かんだのが城で、帰国してから車で行ける範囲の城に暇な時に行くようになりました。
日本の城といえば、天守が真っ先にイメージされますが、私が住む埼玉近辺は天守が残っているような城はほとんど無く、良くて石垣、ほとんどは小田原北条氏系の土塁を活用した土づくりの城跡がメインで少し物足りなく感じていました。webで調べる限りでは。
実際に埼玉の鉢形城や杉山城、群馬の金山城、千葉の佐倉城に行くと、建築物は無いものの、精緻な縄張り(レイアウト)から防御のための考え方や当時の土木工事の規模を感じる事が出来、静かな緑のある環境を子供を遊ばせながら散歩できるという環境に引き込まれていきました。
城廻りを進める中で、もっと知識があればより見どころや歴史的背景がわかって面白さが深まるのではないか、でもただ本んだりwebで調べるだけだと達成感ないなと思っていた時に出会ったのが知識レベルによって級が分かれている日本城郭検定でした。
私が受けた時は第18回の試験。3級は初級といえども、勉強せずに受けるとまず合格は難しいだろうという手ごたえでした。勉強法としては、過去問があるのでそれを購入して何度か繰り返して勉強する事と日本100名城のガイドブック(できれば続100名城も)を購入して基礎知識を蓄えるのが、基本となります。
歴史が得意だったとはいえ、最初は国宝の現存5天守も言えなかったレベルだったので、私は毎日少しづつガイドブックを読み進めつつ、週末に過去問で間違えた部分をブラッシュアップする作業を2カ月程度コツコツ進めました。結果的には90点(合格ラインは70点)で無事合格する事が出来ました。
この勉強にかかわらず、社会人をやっていると平日は自分のために割り当てる時間はなかなか持てないので、少しづつでも毎日取り組む、モチベーションが無くても1Pだけは読む、というようなスタンスで継続すると間違いないと思います。これは、何の勉強でも言えるでしょう。
11月には第19回の試験があるので、今度は2級を受けるつもりで、既に申し込みました。これから私の趣味の一つとして城の知識を蓄えつつ、巡った城の事もこのnoteで紹介していこうと思います。
将来的には、1級を取って、定年後にはお城のボランティアガイドが出来ればいいなあとひそかに目論んでいます。