丸の内外資系コンサル→タイ田舎 ローカルツアー起業 坂田直人
初めまして、坂田直人です。私は「異日常な体験を通じて、人生の幅が広がる世界をつくる」ことを目指し、9/20にタイ・チェンマイへ拠点を移し、ローカルツアー事業を始めます。
事業を始めるにあたり、友人・知人と話しをしている中で、
「坂田は考えてることもっと表に出した方がよいよ」中学同級生 池田さん
「一般受けじゃなくて、坂田のキモさをもっと出せ」高校同級生 杉山君
「直人の本当の想いが分からない」父
という声をもらい、タイへ行く前に改めて自分がどんな人間で、何をしたいのか?ということを文章にしてみます。
略歴&強み・弱み
1993年神奈川県生まれ。30歳。独身。
明治大学政治経済学部卒(在学中タイ タマサート大学交換留学)→いすゞ自動車海外営業タイ担当→デロイトトーマツコンサルティング→タイローカルツアー事業起業@チェンマイ
東南アジア、中東、南米、豪州など20か国以上をバックパック旅
強み:①素直・愚直、②行動力、③調和性 など
①素直・愚直:良くも悪くも真っ直ぐに人・物事に向きあう
②行動力: 自分が本気でやりたいと思ったことは、実行に移せる
③調和性:多様な人とコミュニケーションを取り、関係を構築できる
弱み:①戦略的な思考、②効果的な見せ方・発信、 など(改善中)
① ゴールから逆算というより、プロセスを楽しんでしまう。追い込まれないとやらない(この記事ももっと早くかけたが、出発前日に書いている)
②受け手に刺さるストーリー、見せ方
海外旅行にハマり、留学を目指す
ではなぜ普通のサラリーマンがタイで旅行業を立ち上げるのか?について書いていきます。
高校までは野球一筋の学生生活を送っており、大学で何をしようか迷っていたところ、1年生の夏休みにタイ・カンボジア・ベトナムへ行き、海外旅行にハマります。
旅行中に欧米人バックパッカーの大きなリュックを背負って、世界を旅する姿に憧れ、その後の長期休みでオーストラリアやトルコへ旅をしました。
「もっと海外に長く滞在したい」「将来海外で働けるようになりたい」と思い、海外留学を目指します。当初はアメリカやイギリスへ行きたいと考えていましたが、①発展途上国・東南アジアの生活や政治経済に興味がある、②「人と違う国へ行きたい」という想いから、留学先を「タイ」に決めます。
タイの屋台のクレープおばちゃんとの会話
留学生活中、屋台を営むタイ人のクレープおばちゃんとのふとした会話を通じて、自分の世界・価値観が広がり、「正しく生きるのではなく、自分らしく楽しく生きる」ことが大事と思うことがありました。
私が住んでいたアパートの前にクレープ屋台がありました。金銭的に余裕がない留学生の私は、夕食に1食150円~200円くらいでラーメンとクレープを食べるのが日課で毎日のように通っていました。
おばちゃんとはよく雑談をしていたのですが、ある日、クレープが1日どれくらい売れているのかが気になった私は、おばちゃんに1個どれくらいの利益で、どれくらい売り上げがあるのかを聞いてみました。
この話をする前、言葉を選ばず厳しく言えば、私は「屋台をやっている人=その日暮らしの人、企業で働けない人」のような偏見・固定観念を持っていました。
また、タイ留学以前、日本人として一般的な教育を受けて育ってきた私は、「失敗しないことが大事、正しくあることが大事」というような価値観が自然に形成されていました。良い大学に行き、有名企業に就職することが正。野球の試合でも、挑戦するよりいかにエラーをしないか、ミスをしないかが大事という風に考え、動いてしまっていました。
けれど、クレープおばちゃんは笑顔で、何も飾らずに、まっすぐにその言葉を語りました。私は、おばちゃんが自信をもって、自分の人生を生きているように強く感じました。
この経験は屋台の人への偏見がなくなる、更には「自分が大事だと思う人生を自分で歩むことが大事」という考えが心の中にストンと落ちる経験になりました。
サラリーマン生活から退職
留学から帰国後、海外・タイで活躍したいという思いから自動車メーカーへ入り海外営業のタイ担当として勤務、将来的に事業を自分でできるような力をつけたいと思い、コンサル会社へ転職しました。
コンサル会社での仕事は、厳しくも充実したものであったのですが、ある出来事が起きました。高校の親友が突然なくなってしまったのです。祖父母がなくなった時も悲しかったですが、”寿命”と考えることで受け入れることができました。しかし、高校の同学年の、しかも仲良くしていた友人がなくなったことには言葉にできない悲しみ、やるせなさがありました。
そこから「人はいつ死ぬか分からない。彼の分まで強く生きなければ」という想いが芽生えました。いつ死ぬかわからないから、「自分が心の底からやってみたいことがあるなら”今”やらなきゃ」と思うようになりました。
ではそのやりたい経験は何?と自問自答をした結果、前述のクレープおばちゃんとの交流のような、自分の人生を豊かにしてくれた経験を「その体験の知らない人」「知っているけれどできない人」に実際に体験してもらいたいということでした。
その後、コロナウイルスが落ち着いた22年の夏にタイ・チェンマイにネタ探しへ行き、2023年の年始にコーヒー収穫&文化体験ができるトライアルツアーを行い、退職を決断し、今に至ります。
つくっていきたい体験・ツアー
具体的にどんなツアーを作っていくかというと、自分の世界・価値観が広がる経験とするため、① 現地の人と繋がれること、② 現地ならではの生活が体験できることをツアーの中身にしていきたいと考えています。
具体的には、チェンマイ周辺の少数民族の村を訪問し、日本とは異なる生活(例えば森での食材調達やいかだ下りなど)を体験を考えています。
①の現地の人と繋がれることについては、一般的なツアーではあくまでも観光地である“場所”が目的になると思います。タイ旅行であれば、アユタヤのお寺やバンコクで水上マーケットを巡るなどです。
ただ、私のツアーは、現地の人との対話・交流の機会があるものにします。現地の人との対話によって、自分にはない考え方や生き方を学ぶことができると考えているからです。
②の現地ならでは生活が体験できることについては、現在も少数民族の村へ行くようなツアーはありますが、実際に自分で手足を動かして体験する場は少ないと考えています。
そこに対して、少数民族の村に行って実際に自分が体を動かす経験。
例えば村独自の料理を作るために森の中で竹の木を切って鍋を作り、野菜で食材も調達して料理をするというような体験を提供したいと考えています。
イメージ動画はこちらから👇
ツアーのホームページはこちらになります。
今の既存のツアーとどれくらい差別化されているのか?
そもそも日本人は「旅行」に現地人の交流や異文化体験を求めていないのでは?
通訳を介したタイ現地の人との交流にどれだけ臨場感を得られるのか?
という問いは常に問われ、自分自身も悩んでいます。
タイの現地に行って、磨いていきたいと思います。
年末までは以下のスケジュールで行きたいと思います。
これからのスケジュール
★直近の目標:2024/1にツアーを一般の方にローンチ
9/20 チェンマイ着
9/23~ チェンマイ北部タートーンの村で合宿
(ツアー内容磨きこみ、タイ語勉強など)10月中旬 一時帰国、友人結婚式
10月下旬 タイへ戻る
11,12月 トライアルツアーの実施&ツアーを提供できる事業体づくり
事業の推進体制については、現在、私が動きつつ、友人・知人に企画を手伝ってもらったり、キーパーソンを紹介してもらったり、HPをつくったりと色々な手伝いをしてもらっています。
皆さんのお助け・アドバイス・辛辣なフィードバックが、良い体験を作っていくと思いますので、今後フォロー頂けるとうれしいです!
これからどうぞよろしくお願いいたします!!!
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