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卒業文集から見えたもの

長男が小学校を卒業し、卒業アルバムを持って帰ってきた。
人数が少ない学校でクラスはひとクラス。人数も30人程である。
卒業アルバムの子供たちの顔を見ると、一年生から見ていた自分の子の成長はもちろんだが、お友達の成長も嬉しく思えた。

ページの最後には子供たちがそれぞれ書いていた文集が掲載されていた。
ある子は、6年間の思い出。ある子は6年生で楽しかったことの思い出。また違う子は将来の夢について書いていた。
先生からテーマとして、思い出か将来について書いてねと言われていたようだ。

子供たちの微笑ましい文章を見ていてふと一つのことに気が付いた。
たまたまなのか、男子は将来の夢、なりたい目標を書いている子が多く、女子は6年間の出来事や楽しかった思い出などを書いていた。

こんなに別れるものなのか?

自分の認識では、男性は過去にこだわりを強くもち、女性は未来を見ている認識が強かった。たまたまなのか、この認識がズレていたのか?

どう解釈していいかわからなかった。
1つの仮設を立てた。
もしかしたらこの学校の子供たちだけがこの傾向にあるかもしれないと。

証明することが難しいのだが、自分の昔の卒業アルバムを引っ張り出してきた。懐かしい思い出に浸りながらも内容を読んで見ると、衝撃だった。
今の子ども同様、男子は将来を、女子は思い出を書いている傾向があった。

ではなぜ、世間一般的に言われている、男性過去執着、女性未来主義が起こるのか?

生きていく中で、成長と経験を積むと男はプライドを持つようになる。(ホントに要らないプライドだが)このプライドこそ過去に執着させる原因になる。
恋愛や仕事で結果を出した過去栄光にすがるため執着がおきる。
女性は強欲であり、より良い物を欲している。
過去に執着するのではなく未来を見て進んでいく。そのため見えない不安との戦いも大いにある。

子どもたちには、プライドなどまだ作られていない。そのためにより良いイメージが出来やすいのかもしれない。また女の子たちもこれからの不安より過去の楽しい思い出や今の時間を出来るだけ長くできるように思っているのだと感じた。

卒業文集で考え過ぎかもしれないが、
男性・女性の考え方、子どもと大人の考え方が少し見えたようで面白かった!

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