【子育て奮闘記】息子に変化を求めてしまった! 自分自身が変わらなければならないのに。
長男は学校のことよりも、友達と遊ぶことよりも、カードゲームをすることが大好きなようだ。
カードゲームというのは、ポケモンカードやデュエル・マスターズカードといったカードゲームらしい。
ルールを何度も聞くのだが、頭に入ってこない。
キャラクター名を本当に楽しそうに話してくれるのだが、興味がまるでないので一文字も心に響かない。
製作者やプレイヤー方、本当に申し訳無いと思うのだが、自分が中学生の頃、カードで遊んでいた同級生を見たことがあった。
自分はサッカーやバスケなど体を動かすスポーツに夢中でカードゲームは目もくれなかった。
彼らを見ると、距離をおいてしまうほどだった。
その頃の記憶と息子の行動、発言が見事に重なり、受け入れがたいものとなってしまった。
☆☆☆
息子の一生懸命で楽しそうなところをみると、無下にもできないので、たまに一緒に遊んであげるが必ず、負ける。しかも完膚無きまでにボコボコに。
そこで息子に聞いてみた。
『やってみて気持ちはどう?』
『ゲームって同等レベルで戦って勝つのが楽しんじゃないかなぁ』
と。
息子の答えは
『いや?』『ボコボコにするのがすごく快感だよ!』
おっ!おう。
そうか。そういうものなのか。
自分の中で、これはまずい考え方かもしれないと思い、息子と話を続けた。
☆☆☆
ゲームもそうなのだが、相手がどんな気持ちになるか考えてみたことがあるか?
逆にやられたらどう思う?
息子は無言になってしまった。
できるだけ丁寧に、ゆっくりと落ち着いて話すように心がけたのだが、この段階から既に息子は下を向き表情を曇り始めた。
言葉を選ぼうにも言葉がない感じだった。
なんとかしてわかってもらいたい、
なんとかして変わってもらいたい。
その気持ちが全面でてしまい、息子の気持ちを置いてきぼりにしてしまった。
☆☆☆
息子との話を終えて、嫁と話をした。
嫁からは、まず理解してあげる必要があるんじゃないかな?
と提案があった。
そう!
息子に言っていた言葉そっくりそのまま、自分自身に問われていた!
相手への理解。どんな相手でも受け入れてあげられるようにしなくては話はまずできない。
☆☆☆
相手を変化させようとしていたが、本当に変わらなければならなかったのは自分自身だった。
今日、息子が大好きなことをまずは理解してみよう!