アンパンマンワールド
アンパンマンの世界には私達が認識している価値基準が通用しない。
最初はお金というものがないために、物々交換で成り立っている世界なのかと思っていた。
ところがそうでもないようだ。
ジャムおじさんがある時、アンパンマンにこんなことを言っていた。
パンを作る小麦がなくなりそうだからもらってきてくれないか?と。
もらう?
そう、風車小屋のヤギおじさんから小麦をもらっていました。
ヤギおじさんは嫌がる素振りもなく、むしろ喜んで渡していました。
さらに見ていくと、しょくぱんまんは、パンを作り学校の子どもたちに笑顔で渡していました。
最後にご存知、主人公のアンパンマンは満面の笑みで自らの顔をお腹をすかせた方に分け与えていました。
☆☆☆
そう、この世界の方々は見返りを求めていない!
与えることが当たり前。むしろ与えることが喜びの世界!
大人となった私は、ギブ・アンド・テイク、否テイクばかりを求めてしまうようになってしまっている。
一人では到底作ることのできる世界ではない、
このギブだけの世界。
ただ、一人からでも動き出すことはできる。
まずは誰かに笑顔で与えることだ。
それは挨拶であったり、ありがとうの言葉だったり。もちろん寄付でもいい。
ギブの世界。
最終的にはアンパンマンワールドに近づくことができることを願いたい。