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flesh and blood : Riptide in CC
3人目のRangerとして期待されている?Riptide。
Blitzの件は先に記事を読んだが、CCではいかがかという話。記事の作者が異なるので、違ったみかた、というか、そもそもデッキ構築の幅があるので、こんな風に組んでみよう、みたいなやりかたの参考にはなる。デッキリストも載っているが、しっくりこなければ自分なりに変えればいいので。ただ、そのときに注意すべき点とかはあるから、ちぐはぐなデッキにならないようにはしたい。
CHASING BIGGER FISH: RIPTIDE IN CLASSIC CONSTRUCTED
by Joseph Cicchini
31st March 2023
面白いのは、使っているクラスがその人を表す、という話。このへんは賛否があるだろうが、Josephの友人と言うひとはなかなかよいセンスをしている。興味のある人はぜひ本文でご確認を。
冗談?はさておき、CCでのデッキ構築においても、Riptideその人の能力の理解が大切。
Riptideに特徴的なものは、安定したリロードと罠の強化である。このひとつめの能力である安定したリロードがあるから、Virulent TouchやDeath Touchのようなすばらいいカードにアクセスすることができる。
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そして、よいタイミングでdefense reaction=罠を使ったときの満足感といったら!
例として、Dorintheaのカウンターののった斬撃とバフを、Buzzsaw Trapで完全に否定すること以上にいい気分になることなどない、と。
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けど、このふたつめの能力には注意が必要で、「罠が誘発したとき」というのを意識する必要がある。これは、罠の能力が誘発されたとき、と言う意味で、罠をつかって防御したとき、ではない。
このふたつの能力があるので、Riptideは攻撃しても防御してもダメージをあたえることができるというようにみえる。残念ながら、これらの戦略は完全にはたらくほど十分に安定してもいないし、十分に強力でもないというのは知っておく必要がある。
一方で、Riptideでは、いろんなアーキタイプを組むことができる。
一点集中で打点の高い矢による攻撃
ワイドな矢による攻撃
罠
Talisharをつかう
Bull-tide(注 Bull-landerと同じく、Wounded Bullを使うってことと思われる。初期ライフが低いので)
などなど。
そこで、Josephは、新しい弓であるBarbed Castawayとリソースが2点あるとしての構築をこころみた話。それは、ベストな罠たちの多くがピッチして2点だし、矢、Aimカウンター、バフについてかなり安定性が得られるからだ。主にゲームをスローダウンさせるon-hit効果の脅威に注力しており、ゲームを終わらせる罠をピッチしていく流れになっている。
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一方で、別の構築にも取り組んでおり、そのテーマは、ほぼ避けることのできないダメージ、罠のダメージ、そしてBloodrot Poxを中心としたものだ。
Death Touch や Virulent Touchのようなカードをプレイしてバフする強力なターンを目指している。ヒットさせるためにRazor Reflexを使い、Bloodrot Poxトークンを生成し、そして、pitch stackしておいた罠とVirulent Touches / Codex of Frailtyによってゲームを終わらせる。
注意すべき点もある。
デッキ疲労のリスク
攻撃をヒットさせる方法に工夫が必要
罠はいつも誘発されるとはかぎらないし、3点しか防げない
など。
どのヒーローに対してどの罠があわないかは知っておくべきで、個々のマッチアップとそのヒーローがなにをしてくるかを理解しておくことが大切。たとえば、go againの罠はNinjaと戦う時はたいてい有効だし、バフされた攻撃への罠はたいていはRanger戦で役立つ。そして、attack reactionへの罠はAssassinと戦うときに有用だ、など。このみっつすべてがWarrior戦で使えるが、DromaiやGurdianでは役に立たない、ということも知っておく。
このあとにデッキリストと、リスト内のカードの解説。
かいつまむと、
Barbed Castawayは、Riptideの専用武器であるが、この構築にはDeath Dealerがより合っている。
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Crown of Providenceを2点ブロックのためにと、つまったArsenalを解消するために活用している(罠がそこに詰まってしまう場合)。もちろん、悲惨な手札を修正する助けにもなる。Bull's Eye Bracerは、Wizard や RunebladeとのマッチアップにおいてはNullrune装備の上位互換である。しかし、たいていのゲームでToxic Tipsを使うのは、この構築は極端にPox構築だから、Snapdragon Scalersはゲームを終わらせる大きなコンボを促進してくれる。つまり、理想的にはDeath Touch を Virulent Touchに追加することだ。
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TrenchではなくTunicを使っているのは、単純にTunicからの利益は多かったから。Trenchがすばらしいカードであることは確かだが、このデッキには・・・ということ。
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Death Touch と Virulent Touchは、もちろんこのデッキの目玉だ。たいていゲーム序盤にはこのカードをピッチし、そのそばにバフをおくように準備する。
Remorselessは、ほぼ避けられないダメージというこのデッキのテーマに合っている。Endless Arrowもはまれば本当にエンドレスになる。
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矢の本数が少な目であるため、主には矢ではない強化を使っている。Nimblism、Premeditate、Scout the Periphery、そしてTake Aimだ(これはRangerのattackであるDeath Touch と Virulent Touchをバフする)。
ふたつのCodexを使っている:Bloodrot と Frailty。
Bloodrotは、単純にテーマのためにいれているもの。Codex of Frailtyは最強である。なぜなら、Codex of Frailtyを手札かArsenalに維持していれば、それ以外でフルブロックしても、こちらのカギとなる攻撃をひとつ墓地からもってこれるので。具体的には、Death Touchで6点プラスBloodrot poxトークンを生成させ、相手がなにもできなければ8点、みたいなことができてしまう。
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Sigil of Solace と Oasis Respiteはライフ総量の不利な点を解消するために運用している。しかも、Riptideとともにあればインスタント速度でリロード(Riptideのひとつめの能力)を誘発してくれる。
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罠を運用するかぎりは、すべての試合で彼のみっつのspecializationの罠を運用することをすすめる。もしそれらがうまくはたらかないとしても、それらは青いピッチカードで、3点ブロックできるから。
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今こちらにむかってきている攻撃よりも、くるであろう次の攻撃に対して誘発させたほうがより大きな効果をもたらす罠もある。そんなときは、いくらかライフでダメージをうけるほうがいいこともある。
むすびには、以前Azaleaの記事でよくみかけたようなことが書いてある。対戦相手のヒーローのことを知りつくし、pitch stackingなどの技術も使いこなせれば、あるいは・・・なかんじ。
Riptideのふたつの能力がそれぞれすばらしいので、使いこなせたらよいなと。