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flesh and blood : サイドボーディング
fabにもあるサイドボード。
フォーマットによって、ちょっと違いがある。
ちょっと復習もかねてデッキ枚数の規定などを書くと、
Classical Constructed(CC)では、ヒーローカードの他に80枚まで。
その中から実際にゲームで使うデッキは最低60枚。
武器とか装備品も80枚の中に含まれている。
お互いに、ヒーローを公開してから、武器や装備品を選び、デッキ構成を決めることになるので、この時にサイドボードして最善の60枚(もっと多くてもいいけど)にしているということ。もちろん、装備品も適切なものを選択する。
若いヒーローを使うBlitzでは、デッキは40枚と決まっていて、
武器・装備品は、それと別に11枚まで。
CCと違うのは、相手をみてデッキ内容を変更できないこと。
武器と装備品で調整するしかない。
Blitzでは、対戦相手がKano(Wizard)だったときに、物理攻撃を防ぐため「だけ」のもの、例えばdefense reactionを抜こう!とかってことができない、ということ。
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fabでもいちからデッキを組むってことはむずかしかったりして、公式やfabdbなどでデッキリストをみることがある。そのとき、Blitzはデッキ40枚固定なのでサイドボードについては深く考えなくてもいいが、CCの場合は、リストに載っているカードが、どれが中核たるカードでどれがサイドボードなのかは、なれてくるとなんとなくわかるけれども、マッチアップにもよるしすぐにはわからないこともある。
これがサイドのカードですよ、とか、リストの表示でわかりやすくしてくれてることもあるが、某MtGみたいに、リスト上で明確にサイドボードってなってないこともあるので、きをつけたいところ。そのリストが作成された時期のメタゲームにも左右されている可能性もある。
fabは、基本的にBO1なのはあるが、対戦相手をみて、戦う前に対応を変えるという行動がとれるのがいいと思った。ただ、相手側のヒーローはわかっても、デッキタイプが複数ある場合もあり、また、相手もこちらのヒーローをみて対応してくるのだから、読み合いになる。
あまりに某MtGになれすぎているので、根本から感覚を変えないといけないけど、それが新鮮。違和感ではなくて、単純に新鮮で面白いと思えるのは、システムに無理をあまり感じないからかな。以前、別な記事でも言及したが、装備品の使い方に慣れないところも他のゲームへのなれすぎが原因なのかも。うっかり装備品のことを忘れがち。
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fabは、tcgにありがちなゲーム後半に向かってマナが増えてでかい呪文を唱える、っていうのではなくて、ゲーム開始時から全力の状態であり(装備品がそろっている)、使えるもの(装備品含め)も多いから相互作用とか、使うタイミングを考える必要がある。むしろ、ゲーム後半に向かってデッキがやせほそって、装備品もなくなって、疲れてくる(デッキアウトを誘う戦術をfatigue=疲労と言うし)ので、deck stackingの考えかたのように、終盤に対戦相手にとっての脅威を残しておく(必殺技を隠しておくイメージ)必要があるマッチアップもある。そんななかで、相手のヒーローをみてからCCではデッキを60枚あたりに整えるので、わくわくするところでしょう。
まず基本的なところで、理解がすすんだら、Rathe Timesの記事解説とかできるとよいのだが。
AN OVERVIEW OF SIDEBOARDING
by Kevin Brayer
19th August 2022