flesh and blood : KanoとBlitz
何度か解説記事を読んできて、そして実際動かしてみても、難しさを感じてしまうKano。克服するには練習するしかないのではあるが。Blitzにおける戦い方がヒントになればと思い読んでみた。
A LESSON IN LAVA: KANO IN BLITZ
by Daniel Bellotti
2nd June 2023
すでにBlitzではいくつかの禁止カードもあり(Aether Wildfire、Stir the Aetherwinds、そしてSnapback)、ナーフの憂き目にあってきているKanoだが、それでも強烈なコンボが可能である。たいていは防御せず、arcane damageを撃ちこみ返し、相手の浮足立った攻撃の隙をついて、相手のターンに精密な致死ダメージをうちこむ。理想的なKanoの動きはそんなところかと。そうとうひりひりしそう。
Kanoの能力は、デッキトップをプレイさせてくれるもので、WizardをWizardたらしめている。そして、インスタントタイミングなので、自分のターンだけでなく相手のターンにも発動可能。Kanoの熱心な信者は、対戦相手のターンも「自分のターン」というとかいわないとか。Optとの協働を十分意識していく。
そして、ほぼほぼ必須になってしまっている伝説の履物、Storm Striders。これで、ターンにいちどだが手札かArsenalからインスタント速度でカードをプレイできる。これで初期ライフが5点も少ないことを補っているといわれると・・・でも、だいたいこれありきの話にはなっているのでしかたないレベル。
本サイトにはもちろんリストも載っている。
武器は基本的にCrucible of Aetherweave。
Waning MoonはWizardミラーで、Alluvion Constellasも装備してコストフリーで使う。
速度が速いBlitz、といえば手練れの皆さんはわかると思われるが、Fyendal's Spring TunicよりもSpellfire Cloakなのである。でも、対戦相手が公開したヒーローが長丁場になる相手ならTunicの出番となる。
頭部はCrown of Providence。これはライフを得られるのとArsenalを調整できることを重要視している。WizardミラーでのみRagamuffin's Hat。こいつの独特な使い方は覚えておく必要があると思われる。
グローブはMetacarpus Nodeで、ダメージ増大に一役買う。
デッキ内のカードのピッチバリューのバランスについても相当検討されている。要約すれば青いカードは20枚。これはKanoの能力起動とデッキトップのカードのコストのため、できるだけ手札に青いカードは2枚にしておきたいから。もっといえば、自分のターンの動きなら、Crucible+呪文のコストを1枚でだせる。さらに、青いカードの価値を高めるために、できるだけコスト0のものにする。赤いカードはプレイされるもの。黄色いカードは、単純に強力だから。本文では各色の中心となるカードについての記載もある。
デッキの扱い方は、先にも記載した通り、ブロックはあまりしない。自分のターンに赤や黄色のカードを、Crucibleの強化とともに唱える。Arsenalに青いカードは置かない。むしろ、赤いEmeritus Scoldingをおいて、一撃必殺の瞬間を待つ。
最初は負けるけれども、練習に練習を重ねること。
対戦相手のヒーローのしたいこと、Arcane Barrierやreactionの程度をよく知ること。
別な記事でもでてきたが、Goldfishingが有用。
そして、Kanoの能力を使うべきタイミングを十分に見定めること。
慎重に、正しいタイミングで使うことを心がける。
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fabにかぎらず、デッキを組んだだけでは動かせないものだが、Kanoに関しては相手の動きもあわせて相当の練習~実戦経験が必要な気がしている。けれども他のヒーローにない時間軸で戦うところに魅力を感じる人も多いはず・・・