flesh and blood : Benji
3人目のNinjaであるBenjiはcrucible of war(cru)初出。Ira(welcome deck初出、cruのコモン枠からもでる)、Katsu(WtR初出)に次ぐ。BenjiはIra同様、youngだけなんで、Blitzが主たる活動の場。
だいぶ前にカードも足りないなかでざっくり構築して、Azaleaさんと戦わせたりしていた。それでもAzaleaさんよりは強かった。また多少カードが揃ってきたので、あくまで当時参考にしたデッキリストに近づけることができた。最近の、とくにEverfest入りのリストもみているが、ま、別に大会とかあるわけでもないし、歴史を知るためにも昔のリストでとりあえず、な感じ。
そして、読んだ記事も1年近く前のものなのだが、なんか普遍的なこともありそうなんで。
Based on the article of The Rathe Times
THE BENJI TRAP
by Alex Truell 23rd July 2021
タイトルもタイトルだが、Benjiだけじゃなくて、Kayo(cruのyoung Brute)のことも書かれている。今回は触れない(tcg好きなら言われなくてもKayoの弱点はわかりそうだし)けど、どんな内容なの?っていうKayo使いプレイヤーが現れたら、そっと耳打ちするくらいはする。
とりあえず、Benjiの能力は
Attack action cards you control with 2 or less attack value can't be defended by cards from hand. (This includes defense reaction cards.)
Once per Turn Effect - When an attack action card you control hits, your next attack this turn gains +1 attack value.
で、気をつけないとは、(手札から)アンブロなのは、attack action cardであり、武器攻撃はブロックされうる。Zephyr Needle(西風の針)が壊されないようにはしたほうがよいはず。
Once per Turn Action - 1RP : Attack. Go again
If Zephyr Needle is defended by a card with defense value greater than Zephyr Needle's attack value, destroy Zephyr Needle when the combat chain closes.
基本のattack valueは2
針の(って書くと、真髄の針を思い出すMtG脳)攻撃力を超す防御力のカードでブロックされると壊れてしまう。武器がなくても、attack action cardで攻撃はし続けられるけどね。いちおう、片手持ち(1H)だから二刀流だし、Harmonized Kodachiもリストではよく見かける。
翻訳そのままの記載は避けるが、ヒーローの能力にひっぱられて(結果として)まちがったデッキ構築をしてしまうのがいかんと。Benjiのふたつめの能力、次の攻撃に攻撃力+1があるため、素の攻撃力が1のカードを混ぜてしまったり、当たり前だけど、素の攻撃力2のカードばかりでも勝てない、とのこと。+1されてしまうとブロックされてしまうからね。
べつに、Benjiであっても5点とか7点の攻撃をしてもいいわけ。Flying Kickを高打点にするためにアンブロの小さい攻撃を複数回与える動きもある。Mask of Momentumのトリガーにもなる、とのこと。アンブロにもなるし、強化しての攻撃もできる、2通りの使い方のできるカードもおすすめされていた。
メインストリームのデッキよりかは、ちょっとわき道のデッキを掘り下げるほうが好きだったので、Alexのアプローチはありがたかった。
本人も記事の冒頭で言及している。それは、
Blitzに参入するのが遅れた。遅れたことによって、まずいデッキややり方を避けられるから、時間を無駄にしなくて済む。・・・んだけど、そうはせずに、うまくいかなかったヒーローがなぜそうなったかを突き詰めた、と。
そして、BenjiもKayoも、能力が魅力的なだけに、デッキ構築の正解から遠ざけられる、とも。そのために、「行間を読もう」と。有望なヒーロー使っていてうまくいかないときは、「Benjiの罠にはまってないかな?」と考え直してみよう。と、締めくくられている。
ま、Benjiが悪いわけじゃないのでね。
彼の能力を正しく活用できないのがいかんので。
蛇足
ただ、Mask of Momentum (WtR)の入手は今からはきびしいか。
記事の中にAzaleaさんのこともちょっとでてきて、うれしかった。
ホント、下層のヒーローばっかみている自分ではあるが、それぞれコツコツなんとかしようとしている人たちがいるのがすばらしいと思った。
記事を読んでいて、この界隈の英語が面白いなと。
RNDesusとか、AKAとか(ラップらしいけど)、fashionably late(これは普通に使うみたい)とか。