1年9ヶ月の治療を振り返る(不妊治療の話)
33才で始めた不妊治療は1年9ヶ月続いた。
noteに書いていないこともたくさんあるので、治療開始から妊娠に至るまでにやったことを書いてみました。
長いので気になるところだけでも読んでもらえると嬉しいです。
◆不妊治療の履歴
2022年1月 不妊治療開始
2022年1〜4月 タイミング法
2022年5月 人工授精(1回目)
2022年6月 転医
2022年6月 人工授精(2回目)
2022年7月 採卵(1回目)
→顕微授精(1個)
→受精なし
2022年8月 採卵(2回目)
→顕微授精(3個)
→受精あり(1個)
→初期胚移殖へ
2022年9月 移殖キャンセル
2022年10月 移殖(1回目:初期胚)
→着床なし
2022年11〜12月 休憩
2023年1月 採卵(3回目)
→顕微授精(3個)
→受精あり(3個)
→胚盤胞できず
2023年2月〜4月 休憩
2023年5月 採卵(4回目)
→顕微授精(2個)
→受精あり(2個)
→胚盤胞できず
2023年6月 採卵見送り
2023年7月 採卵(5回目)
→顕微授精(4個)
→受精あり(4個)
→胚盤胞(1個)
2023年9月 移植(2回目:胚盤胞)
→着床
→胎嚢確認
→心拍確認
2023年10月 クリニック卒業
私はAMH1.9と年齢に比べて低く、採卵の個数も4個がMAX。
数が少なくても質がよければいいのだけど、受精しても胚までいかない卵が多いということで、私にとっての一番の課題は卵子の質だった。
これは食生活を見直したりいろいろ試したりする中で効果が感じられるものに出会えて、改善してきていた。
そして改善が感じられてきた頃に顕微授精で良い結果が得られた。
◆不妊治療以外にやったこと
以下はクリニックでの不妊治療以外に妊活としてやったことです。
基礎体温を測る
妊活初期から開始。やらなくてもいいという人もいるけど、私は自分の体調を知れたのでやって良かったと思っています。
ルナルナ体温ノートとオムロンの基礎体温計を活用。
朝ごはんを和食にする
基礎体温を測り始めてから、そもそも体温が低いことが分かって導入。夫も導入前は35度後半〜36度前半と平熱が低め。朝ごはんをパン食だったのをご飯とみそ汁に変えてから夫婦ともに体温が上がって体調も良くなった気がする。あと、このことで食事の大切さを実感した。
温活を意識する
みそ汁の話にもつながるけど、健康のためには「温める」ことは大切だなと実感し、身体の冷えを意識するようになった。とはいえ大したことはしてなくて、下記について意識したぐらい。
・足首を冷やさない
・お尻、お腹まわりを冷やさない
・夏冬関係なく湯船に浸かる
・冷たい飲み物をできるだけ飲まない(常温かホット)
・気が向いたらセルフお灸
子どもの頃から母や祖母に「靴下履きなさい」「冷やしたらあかん」って言われてた意味を今になって実感。
漢方を飲んでみる
中医学の先生が書いた妊活本を読んだことで、東洋医学での妊活の考え方と漢方による治療に関心が出た私。
でも漢方に関しては、試してみたものの費用や即効性の低さがネックになって続かなかった。
まず、2022年8月に初めて漢方薬局を訪ねてみた。カウンセリングしてもらい煎じ薬と漢方の錠剤(子羊袋というやつ)を処方してもらった。
お会計23,000円。
処方してもらった煎じ薬はびっくりするほど激マズだった。
昔、地元の銭湯で嗅いだ薬湯の匂いがした。
最初はオエオエしながら飲んでたけど、慣れてきたら鼻をつまみながらなんとか飲み干せるようになった。
薬には慣れてきたものの、費用とお店の人との相性の合わなさがネックに感じ、1ヶ月で継続を断念した。
ただ、1ヶ月続けてみてなんとなく漢方は自分に合っている感覚もあり、漢方による体質改善を諦めきれなかった私は、今度はオンラインで注文する漢方を試してみた。
私が注文したのは「わたし漢方」というサービスで、カウンセリングからお店とのやりとりまで全てLINEで完結するスタイルだった。
お店の方のLINEの対応も丁寧で、気軽に注文できるのも良かったのだけど、お店のレビューを読んでも妊活経験者のレビューがほとんど見当たらず、体質改善に焦っていた私は「この漢方を続けていて本当に妊娠できるのか?」という疑いの気持ちがずっと拭えなかった。
結局オンラインの漢方も2ヶ月ほどで退会しました。
漢方続かなかった私だけど、
↓この本はホントに読んでよかったです。
不妊治療で疲れた心がほぐれる感じ。
オススメ!
鍼灸院に通ってみる
YouTubeで不妊治療関係の動画を見漁るうちに、「セルフお灸」を知った私。
動画を参考に見よう見まねでやってみるものの、「これで合ってるのか?」と思い、正しいツボの場所を教えてもらいたくて鍼灸院を訪ねてみた。
初めて施術してもらった時には「何かスポーツされてます?」と聞かれるぐらい、ガチガチに身体が凝り固まっていたらしい。
一回施術してもらっただけで、身体がすっっっごく楽になり、その後何度か通った。
ただ、鍼を刺されるのがどうにも慣れなくてこちらも2ヶ月ほどで継続を断念した。
(一番最後の移殖の1週間前ぐらいにダメ元で一回だけやってもらいに行ったのが最後。その後無事着床して今に至ります)
疲れたら不妊治療を休憩する
履歴に書いている通り、2〜3ヶ月治療に通わなかった時期が2回ほどある。
1回目は人員の都合で仕事の負担が一気に回ってきて、仕事のストレスと不妊治療によるストレスの両方に苦しんだ時だった。
2回目は、3度目の採卵をしたものの胚盤胞ができず移植までたどり着けなかった時で、
「今何やってもあかん気がする」と思い治療を休んだ。
通院のスケジュールから解放されるだけで、なんと楽なことか!
治療を休みたいと思った時、悩ましかったのが、夫との方針のすり合わせだった。
私が「しばらく治療を休みたい」というと了承してくれるものの、
必ず「でも2人とも年が年やし…」という一言が返ってくる。(夫は私の一つ年上です)
早く授かりたいと思う夫の気持ちはよく分かるし、私も同じ気持ちだ。
でも実際にクリニックに足を運んで、薬を飲んで、痛い採卵に耐えるのは私なのだ。
不妊治療に一緒に向き合ってくれて、いつも私の意思を尊重してくれる夫だけど、休みたいと言った時のこのやりとりだけは毎回モヤった。
夫とそんなやりとりをしながらも、1回、2回と治療を休んだおかげで自分の好きなこと・やりたいことに時間を割けた。
そして、スッキリとした気持ちでまた前を向いて治療に取り組むことができた。
不妊治療を頑張っている世の女性には、どうか頑張りすぎずに時には息抜きをしてほしい。
そして奥さんと二人三脚で不妊治療に向き合っている世の旦那さんには、奥さんが休みたいときは何も言わずに休ませてあげてほしいと思います。
神頼みに行く
1回目の休憩の時に、ちょっと気分転換をしようと思い京都の神社に神頼みをしに行った。
私がお参りしたのは左京区にある岡崎神社というところで、別名「うさぎ神社」とも言われている。
おみくじを引いたら大吉でした。
【出産:日常生活を規則正しく】
さすが神さま…!(心当たりあり)
神頼み、いい気分転換になりました。
ウムリンを飲む
私にとっての妊活成功の決め手になったのは「ウムリン」だと思っている。
ウムリンというのは紀州ほそ川創薬という会社から出ている商品で、梅エキスを濃縮した液体。そのまま飲んだり、水・お湯・ソーダなどで薄めて飲むのもOK。
私より3才年上の知人が妊活中にウムリンを飲んでいたらしく、その後無事お子さんを授かれたという話を聞いたのが商品を知るきっかけだった。
ネットで調べてみると「卵子の老化を防ぐ効果がある」とあり、卵子の質改善を目指している私にとっては試してみる価値ありだと感じた。
お試しセットを頼んで飲んでみたところ、苦手な味でもなく、むしろ飲みやすいと感じた。
そこからしばらく定期購入を続け、飲み始めて5ヶ月ほど経った頃に行った顕微授精で胚盤胞が一つ出来て妊娠に至った。
もしかしたらそれまで取り組んでいた体質改善の効果もあったのかもしれない。
でもいろんなサプリや漢方を試したけれど、私にとってはウムリンが1番効果を信じて飲み続けられた商品だった。
たぶん、第二子を考えることがあればまた定期購入すると思う。
(ウムリンの回し者では決してないので安心してください)
以上が私の不妊治療と妊活の総括になります!
どなたかの参考になれば幸いです^^