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FP1級 実技試験 〜当日の面接会場での不安を解決〜 《実質無料です》


■ 実質無料の記事となっております

このnoteは有料記事となっておりますが、有料部分を一番最後に設定しているため、すべてを無料で読むことができます。
当初は調査のために交通費が発生したこともあり、有料部分を真ん中に設定しておりましたが、今回のnoteの内容は必要とする皆さまに見ていただくことが最優先と思い、全ての内容を無料にて読むことができるよう変更いたしました。
FP1級実技対策としての手助けになればと思っております。
すべてお読みいただいて、価値があると思われた読者さまにつきましては、購入していただければ幸いです。なお、期限が切れそうなポイントをお持ちの方は、この機会にぜひご利用いただけたらうれしいです。

■ はじめに

こんにちは、なおなおです。
FP1級実技試験は情報も少なく不安だらけかと思います。僕も不安なことはできるだけ解消しようと面接会場の下見も行いました。
受験生の皆さまが少しでも不安を解決できるよう、面接会場の様子をお伝えしようと思います。


■ 会場の場所はどこ?

僕は名古屋で受験しましたので、名古屋会場は「AP名古屋」でした。
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-10-25
名駅IMAIビル 6F・7F・8F
<JR東海道線をご利用の場合>
  「名古屋駅」より徒歩約5分
<名鉄・近鉄をご利用の場合>
  「名古屋駅」下車徒歩約2分


■ ざっくりとした行き方

名古屋に土地勘があまりない方は地上に出たほうが分かりやすいかもしれません。
名古屋駅も地上に出る場所はたくさんあるため、出た場所によっては「ここどこ?」となりますが、目印は名鉄百貨店方面もしくはミッドランドスクエア方面となります。名鉄百貨店方面では有名なナナちゃん人形の方に歩いていき、道を渡りミッドランドスクエはコメ兵(KOMEHYOと英語表記)とGUCCIが見えてきます。

【地図1】アクセスマップ
※AP名古屋ホームページのアクセスマップより
【地図1-画像①】ルイ・ヴィトン
【地図1-画像②】コメ兵とGUCCI

コメ兵を通り過ぎるとスクランブル交差点の向こうにジャンカラがあります。

【地図1-画像③】コメ兵を右手に見て歩きます
【地図1-画像④】ジャンカラ

そこを過ぎて少し行くと「名駅IMAIビル」が見えてきます。そのビルの8階に試験会場となる「AP名古屋」があります。

名駅IMAIビルの外観
AP名古屋の看板は上から2段目
AP名古屋(貸会議室)は678階で受付は8階です


■ 本題はこれから 〜名駅IMAIビルの中へ〜

試験会場への行き方はgooglemapで分かるし、何ならスマホ頼りに現在地から目的地まで行けると思ったあなた、その通りです。
本題はこれではありません。今回特にお伝えしたいのは、謎のベールに包まれている(?)名駅IMAIビルに到着してから面接までの道のりです。


■ いよいよエレベーター 〜FP1級受験での最大の緊張場面〜

ここまで来たら遅刻はしないでしょう。
しかし、これから実技試験が始まるのです。
僕は実技試験本番のとき、外の看板を撮影して、これから実技試験に挑みます!と普通にXのポストをしていたのですが、エレベーターに乗り込んだ瞬間、この瞬間からきんざいの思う通りに運ばれるんだな、もう自由はないんだな、とドキドキが止まらず、隣に誰かいたらドキドキが聞こえたかもしれないと思うほどでした。2年以上続いたFP1級受験の中で一番の緊張がこのエレベーターの中でした。エレベーターを出たらすぐ受付があるのかなあ?その後どこに運ばれるんだろうと、どうでもいい不安が駆け巡りました。これは名古屋会場に関わらずどの会場でも同じです。このエレベーターから先を知ることは非常に有意義なことと思います。今回はその疑問点を解決するためにnoteを書きました。

名古屋IMAIビル1階のエレベーター前
いよいよ自由を奪われる場所へ
受付の8階へ向かう途中
2年以上続いたFP1級受験の中で一番の緊張タイミング


■ 面接会場となる8階へ

IMAIビル8階のAP名古屋の図面は以下の通りです。8階は1フロア全部がAP名古屋のため、廊下の共有部分もAP名古屋みたいな感じです。
エレベーターを出るとすぐに廊下があり部屋が並んでいます。

【フロアマップ1】AP名古屋8階(名駅IMAIビル8階)の見取り図
※AP名古屋ホームページのフロアマップより引用(上下逆さまにしました)
【フロアマップ1-画像①】
8階エレベーターを出て、右側
【フロアマップ1-画像②】
8階エレベーターを出て、左側


■ 受付場所は?

受付はどこでするんだろう?など疑問点が湧いてきます。
実はエレベーターを出たらすぐ右側の廊下で長机を置いて受付を行っておりました。ササッと受付は終了し、部屋に案内されました。

【フロアマップ2】受付場所と各会議室


■ 全員の待合室の席順

案内された部屋はエレベーターを出て右手のB会議室だったと思います。10時10分集合でしたが、あまり早く到着しても緊張が続くだけなので25分ほど前の9時45分に会議室に入りました。待合室には2/3程度の受験者がすでにスタンバイしていました。この変な自由時間、参考書を開いても落ち着かないし、周りを見ても出来そうな方々ばかりだし………。この時間が一番嫌なので、ある程度遅めに到着するようにしました。
会議室の配置図は以下のとおりです。受験番号23-1〜23-7の7名が縦に並び、24-1〜24-7、25-1〜25-7も縦に並んで着席しました。机は長机で1名ずつの着席でした。名古屋会場1日目の午前の部は総勢21名の受験者でした。
周りを見渡すと、参考者を開いている方々、雑談をしている方々(もう友達になったの?それとも友達同士で学科合格できたの?)、そしてTシャツの方も見えました。成績には関係ないと思いますが、僕はネクタイも締めて面接に挑みました。
集合時間になったら、きんざいの方が前でお話を始めました。
 ○本日中は内容を漏らさないでください。
 ○面接の長短は成績に関係ありません。
 ○面接官はマスクを着用しておりますので、聞こえないときは聞き直しても構いません。また、成績には関係ありません。※現在は面接官のマスク着用の義務はないかと思います。
 ○問題用紙は回収しますが、メモは採点対象ではありません。
とのお話がありました。

全体の待合室の席順


■ グループ分け後の待合室 〜 席順で面接順序が判明 ~

説明が終わると、上2桁の番号のグループ別に異なる待合室に案内されました。グループ分け後の待合室はB・C・D会議室を使用していました(もしかしたら1つのグループはB会議室ではなくA会議室を使用していた可能性があります)。
受験番号の上2桁が同じ7名がそれぞれの部屋に案内されました。
僕はD会議室に案内され、机は長机で一人ずつ着席します。
そこでようやく面接順序が判明しました。
僕の受験番号の下1桁は5でしたので、右側の前から2番目に着席しました。下1桁1~4がPart1からのスタート、下1桁5~7がPart2からのスタートと判明したため、最初はPart2の2番目の面接と分かりました。
受験番号の下1桁が5と分かってから色々と推測はしました。10人だったら5人づつに分かれるからPart1の最後かなあ。7人とか8人だったらPart2の最初かなあ。どちらにしても下1桁が5というのは順番も問題も流動的で絞れない番号でした。最終的にはPart1スタートが3名でPart2スタートが4名とPart2スタートの方が多い割り振りでした。

グループの待合室の席順
入口の左側は問題の読み込み場所


■ 順番待ち ~落ち着かない時間~

いよいよ面接開始の時刻となりました。
まずは受験番号下1桁が1と4の受験生が監督者に呼ばれて席を立ちました。それから部屋の後方の反対向きの机に向かい着席。ここで15分の問題読み込みが始まります。
僕は次に呼ばれる順番のため、山積みにした参考書の見直しに取り掛かりましたが、15分程度の時間で緊張もしており何も頭に入りませんでした。
次の問題読み込みの案内は、声を出すことができないため、監督者が1分前のフリップを次の面接予定者の目の前に出して行います。後ろで設問の読み込みを行っているため、静寂の中で面接が進んでいきます。ジリジリと時間が経過していく中、監督者のフリップが気になりだしました。ソワソワして監督官を見ていたら僕の方に向かって歩き出し、1分前と書かれたA4サイズの紙を目の前に出されました。


■ 設例読み込みの15分 ~絶対に忘れてはならないもの~

最初に絶対に忘れてはならないものは「時計」です。学科試験も忘れると大変な目に遭いますが、実技はそれ以上に致命的です。反対を向いて座っているため部屋に時計があっても見ることはできません。時計については、重要な事項を3つお伝えさせていただきます。

  • デジタル時計もしくは秒針のある時計を持参すること・・・時間キッカリに始まるわけではないので秒針が命運を分けます。僕はパッと分かるようダイソーで330円のデジタル時計を購入しました。

  • 時刻のメモは秒数まで記入すること・・[〇時〇分しか記入しないと予期せぬタイミングで「終わりです」のコールがあったら大変です。残り50秒か30秒か10秒かはまるで違います。

  • 時刻のメモは15分後の終了時刻を記入すること・・・最初の読み込みでは開始時刻をメモしましたが、ちょうど10時から11時になるタイミングで読み込みながら15分後を頭の中で計算することができないような極限状態でした。

実技試験のために330円で購入したデジタル時計

筆記用具についても心配の種かと思います。

  • 色つきボールペンも蛍光ペンもOK。

  • 机は普通の硬さでデコボコもなく、愛用しているフリクション0.4mmもかすれなく使用できました。

  • 筆箱の持ち込みは不明です。机が硬かったりデコボコの可能性もあることから、フリクションは2種類3本(0.4mm の青と赤、この試験のために用意した0.5mmのインクが濃くて出やすいフリクション)、蛍光ペン2本(イエロー、ピンク)、いざという時のシャーペンと消しゴムをバラで手に持って後ろの設例の読み込み場所に移動しました。

  • 結局、過去問演習のときに愛用していたフリクション0.4mmの青と赤の2本のみ使用しました。蛍光ペンは普段使用していなかったので本番でも使用しませんでした。

そして、15分の問題読み込み時に忘れてはいけないこと。

  • スタートはいつもの自分の順序で問題に入ること・・・設例に目を通す、呪文を書く、設問を確認する、など皆さまの順序があると思います。その順序を壊さないように。違う入り方をすると緊張もあり、時間配分が分からなくなります。本番では、必ずどんな内容だろうと設問が気になります。僕は設例を少し読んだため気になってしまい、呪文を書くのを忘れて順序が狂いました。

  • 時間配分には気をつけること・・・過去問演習時に時間配分を確認しておきましょう。特に呪文系の記入にかかる時間は確実に確認しておきましょう。また設問に没頭するあまり、いつの間にか時間が経過しているかも知れません。過去問演習時に途中の時間を計測して自分の通常ペースを知ることも重要かと思います。

  • 分からない設問は深入りしないこと・・・試験で全部分かることなどありえません。まずはすべての設問を読み込む時間を確保しましょう。


■ 面接会場へ連行 ~面接のレイアウトはこんな感じ~

問題読み込みの15分が終了したら、筆記用具と問題用紙を持って待合室から面接会場に連行されます。僕のグループはH会議室とI会議室でした。係員に連れられてH会議室とI会議室の前まで到着したら、会議室の前に置いてある椅子に座り定刻となるまで待ちます(時間は長くありません)。僕は座ることなく面接室に入りました。

面接会場
入口横に次の受験者の椅子


■ ラスボス 面接 ~12分間の攻防~

他の方のnoteにもありますが、ノックを3回して名前はフルネームで伝えました。ただ、係員からはノックの回数やフルネームを伝えるようには言われませんでした(もしかすると最初の注意事項で言われたのかもしれません)。
面接官の「どうぞお掛けください。」で着席。面接官との距離は2~3m程度。声は聴きやすかったです。
面接官は2名で向かって左側の1名が質問を行い、もう1名が書記をやっておられました。手元は見えませんでしたが、何かしらのチェックをしているような様子でした。
受験者は面接官の前に座ります。問題用紙は机の上に置き、熱心にメモを取る場面で加点も期待できるかと思い、メモ用にフリクション1本を横に置きました(残りは全部スーツのポケットに入れました)が、質問に緊張してしまいメモを取る余裕もありませんでした。


■ 面接当日の全体スケジュール ~面接の進行スケジュールが判明~

自分のPart2の面接が終わりズタボロになって席に戻ってきました。
詳しくは、以下のnoteをご参照ください。

続いてPart1があるため、part1に向けて参考書もやっていたのですが、全員が終わるのは何時頃だろうと思い、時間進行をメモした結果、面接の進行スケジュールが判明しました。
面接の進行スケジュールは以下の通りかと思われます。
分単位で確実に進んでいきます。ただ、問題読み込みのスタート時間は0秒きっかりに始まるわけではないので、問題用紙への時間のメモは必須です。

これが実技試験の進行スケジュール



■ 最後に ~学習以外の心構え~

面接の対策については、色々な情報が飛び交っています。
ここでは学習以外に感じたことや心構えをお伝えします。

  • 会場に入る前に発声練習を行うこと・・・全員の待合室で監督者からのお話があってからは一切発声することができません。面接時の自分の名前を伝えるまで発声するタイミングはありません。さらに前を向いて大きな声でハキハキ伝えようと思っていても、面接でボロボロになる中で声のことなど思い出すことは不可能です。少しでも自然に大きな声が出るよう出かける前に1曲カラオケでも歌う、TAC茶本やYoutubeの模範解答を大きな声で読む、など張り切った声を出すことをお勧めします。

  • 面接の学習以外の疑問点は当日までに消しておくこと・・・面接受験者(学科合格者)は人数も少ないため得られる情報が限られます。いざ面接本番のことを考えると、問題用紙は面接部屋に持ち込みができるの?、色つきボールペンも使えるの?、待ち時間は参考書見ることできるの?など、体験しないと分からない疑問点を事前に知るということは、面接当日に初めて知った人よりアドバンテージは必ずあります。

  • 遅刻だけは絶対にしないこと・・・会場に時間通りに到着すれば8割は合格です。早めに現地まで行き、近くのスタバで最終勉強をしておりました。その際もトイレが近くにある方がよいかと思います。

  • トイレについては心配しないで大丈夫・・・一旦待合室に入ると行きづらくなるので、受付を行う前に受付と同じ階のトイレに行っておくのもよいかもしれません。部屋の後ろで他の受験者が問題読み込みを行っていても、手を挙げてトイレに行くことはできますので安心してください。僕は自分の面接が終わったと同時に監督者に声を掛けてトイレに行きました。

  • 面接中は問題用紙を見ることは困難・・・面接では机の上に問題用紙を置きますが、緊張しており問題用紙を見るのに目線が大きく移動するため、パッとどこに何が書いてあるか探すのが大変です。どこに書いてあったか下を向いて問題用紙とにらめっこして、えーっとえーっとの状態が続いたら大変です。書いてある場所がわかる数字の確認くらいと思ってください。また、蛍光ペンはラインが目立つので役立つと思いますが、普段使っていないと使いところが分かりません。

  • 普通の学習で合格します・・・普通の学習というのは、今まで皆さまがFP1級合格のためにやった学習です。決して簡単ではありませんが、FP1級学科試験合格の延長線上に実技試験もあります。

  • 合格は自分自身の手でつかみ取ろう・・・もう指先には合格証書が触れていると思います。あと少しです。自分の力を信じれば必ず良い結果となります。皆さまが合格できるよう心よりお祈り申しあげます。

※当初、面接時に受験者には机がないと記載しておりましたが、机はありました。お詫びして訂正いたします。
 
(おわり)

このnoteは有料記事となっておりますが、有料部分を一番最後に設定しているため、すべてを無料で読むことができます。
当初は調査のために交通費が発生したこともあり、有料部分を真ん中に設定しておりましたが、今回のnoteの内容は必要とする皆さまに見ていただくことが最優先と思い、全ての内容を無料にて読むことができるよう変更いたしました。
FP1級実技対策としての手助けになればと思っております。
すべてお読みいただいて、価値があると思われた読者さまにつきましては、購入していただければ幸いです。なお、期限が切れそうなポイントをお持ちの方は、この機会にぜひご利用いただけたらうれしいです。

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