見出し画像

どこで買うよりも、誰から買うのか。

今年の夏、車を乗り換えた話をしましたが、
BM事件が明るみになる直前の時期でした。

自分の欲しかった車が、いつもの店になくて
車検までの時間もなかったので、とりあえず目当ての車を見つけた中古車店で購入しました。

そちらのディーラーも、大手企業だったのですが、
BMの後に、残念な会社として名前が挙がってしまった某中古車チェーン店。

担当者の人も、決して悪い人ではなく、
むしろ良い人だったと思うのですが、
本体価格+オプションサービスで支払金額が結局高くなる商法で
何ともモヤッとしてしまいました。

買った車の方は何の問題もなかったのですが、
もし、小さなトラブルがあったらどうしよう?と思っていたのは事実です。

メンテナンスパックとか何とか、3年で加入していたような気がするのですが、どうも安心できない。

で、先日、
「助手席側のシートレールに、何かが挟まって動かなくなる」
という事態が勃発。

車トラブルあるあるだと思うのですが、
自分でどうにかなるレベルを超えてしまい、さて、どうしよう。

もう、買ったばっかりなのに。

1 自分でなんとかする
2 部品取り付けでお世話になっているカー用品店に相談する
3 購入したディーラーにアプリで連絡する
4 前の車までお世話になっていたメーカー系のディーラーさんに相談する

迷いに迷って、2を選択したのですが、運悪く定休日。

困ったなあ・・・・

この状況になっても、3の選択はどうしてもできませんでした。

出戻り娘みたいで嫌だけど、4で行くか。

申し訳ないと思いつつ、連絡をしてみると
すぐに対応してくれました。
オットさんも、同じメーカーの車に乗っていて、そちらにお世話になっていることもあり、即答。

「いいですよ〜。」

シート下から、ちゃんとネジを取り出して、
元通りにしてくれました。

そういうことなんだよな。

新しい車を買って、3年で取り替えるとか、5年で取り替える人も結構多いと聞きます。
でも、長く乗り続けたいと思うなら、
どこで購入するかも、すごく大事なことなのですね。

確かに、モノを購入するだけなのかもしれないけれど、
「誰から買うのか?」
「どんな人から買うのか?」が意外と大事だったりする。
それは、
モノとの付き合いだけではなく、それを売ってくれた人との付き合いも
始まっていくからなのです。

使い続けるということは、いつか必ずトラブルも起きます。
その時に、安心して相談したり修理してもらえるか。
困ったときに、ちゃんと相手の顔と名前が思い出せるか、ということが、
「信用」ということなのだなと、改めて思いました。

3年保証の間に、なにか大きな事故やトラブルがあれば、
保証を使用することもあるかもしれませんが、
小さなトラブルや日常のメンテナンスは、多少お金がかかっても、
もとのお店にお願いしようと思っています。

非対面でほとんどのものが手に入る時代に、
あえて「顔の見える商売」をされている方々もいます。
誠実に、まじめに仕事をされている方々が、ちゃんと選ばれるような時代が、これからやってくると思いたいです。

せめて、自分が選ぶものだけでも、
自分が信用を置ける相手から、購入するようにしたいと
改めて思った出来事でした。




いいなと思ったら応援しよう!

那珂(なか)
サポートありがとうございます。頂いたサポートは、地元の小さな本屋さんや、そこを応援する地元のお店をサポートするために、活用させていただきます!